「自立すること」こそが人生において一番大切なことである

1.自立することとは

 あなたにとって人生で一番大切なこととはなんだろうか。

「好きな仕事をする」「夢を実現する」「望む伴侶を得る」「子育てをする」

 百人百様、色々とあると思う。

 私はその中で人生で一番大切なことは意外に思われるかもしれないが、自立することだと思っている。

自立というと「職を得る」「家庭を持つ」「一人暮らしをする」「起業する」「結婚する」「子供を持つ」などがイメージとして浮かぶかもしれない。しかし私はこれらは自立の要素ではあるが芯ではないと考えている。以下何が芯となるか説明したいと思う。

2.精神的な自立とは
自立には、「精神的な自立」と「経済的な自立」の2つがあると思っている。

精神的な自立とは「他者に精神的に依存しないこと」と言い表すことができる。

これに関してはなんとなくイメージが湧くと思う。

日本人は心優しく、他人思いの民族ではあるが、こと精神的自立に関しては出来ていない人が多いと感じる。
他者に精神的に依存する人があまりにも多い。他者とは何も人物のみを指すものではなく、会社、政府、学校なども含むと考えて良い。

「この人が居ないと駄目だ」「これがないと自分は駄目だ」「政府のせいで私は不幸になった」という思考を持つ人があまりにも多い。おそらくメディアの影響でそのようになってしまった可能性が高いと思うが、それは思い込みだ。配偶者に依存する、親に依存する、子に依存するなど人に依存するタイプ、アルコール、タバコ、ギャンブル、風俗、アイドルグループに依存するまで色々とあると思うが、他者に依存すればするほど精神が蝕まれ、不安定な心理状態となる。依存を一つずつ手放す。
自分は一人でもやっていけるという当たり前の事を受け入れる。

自分の人生は自分で決めるのだ。
自分を助けるのは自分しかいない。

これは別にリーダーシップを発揮しろだとか、個性的になれという意味ではない。他者に自分の思考や判断を預けないようにしようということだ。また、他者からの評価で自分の価値を決めつけないということでもある。

ゲームや漫画の世界ではいかにも仲間を大切にしろとか人間は一人では生きていけないといったことが強調される。もちろんそれは間違いではないが、大前提として人生というのは自分一人が自分の責任で生き抜くものだという覚悟が無ければならない。

この意識が高まるとちょっとしたミスや人に騙されたときも落ち込んだり、被害者ぶることも減り、精神的に落ち着いた状態を保てる。

イギリスに天は自ら助くる者を助くという言葉があるが、日本人に足りない部分を見事に言い表している。
ぜひ頭の片隅において欲しいと思う。

3.経済的な自立とは

次に経済的な自立についてだが、これは「安定した職業につき、収入を得ること」さらには「家庭を持ち、親とは別の家に住むこと」だと思う人が多いだろう。

実はここに落とし穴が潜んでいる。
「安定した職業につき、収入を得て、家庭を持ち、親とは別の家に住んでいる」のに経済的に自立していない人があまりに多いのだ。

これはどういうことだろうか。
その人達の共通項は「まとまった金融資産、目安として年収の3年分以上を持っていない」という点にある。

まとまった金融資産を持っていないと何がまずいのか。
一番は「他人の資本を借りなければ(頭を下げなければ)生きていくことができない」という状況が起きるということだ。

例えば親が急死した時に葬式代すら出せない子供は案外多いものだ。

そんな時に銀行員に頭を下げて亡くなった親の銀行口座から(特例で)貯金を下し、葬儀屋に支払いをする光景は頻繁に見る。

会社経営でも同様だ。資金繰りが苦しいと銀行や取引先の言いなりになって事実上経営権を他人に握られてしまう。

このnoteを読んでいる人の中には将来独立して商売をしたいと考えている人もいるかもしれない。ビジネス書などを読むと「最初は貯金ゼロだった」などと貯金が無かったことがさも美談のように書かれていることが多いが、これは決して褒められたことではない。
独立するまでに貯金が1000万円程度も貯められない人間は独立しても上手くいかない可能性が高い。

女性も結婚してからも働いて貯蓄をしておいた方が良い。
収入があり、貯蓄があれば結婚しても夫と対等の立場に立てるし、やり直しも効きやすいためである。貯蓄があればこそ言いたいことも言えるし、見切りをつけることもできる。

さて、自立について「精神的なもの」と「貯蓄」と2つ挙げさせていただいたが、どちらが大切かと言われれば「貯蓄」の方である。

貯蓄があるからこそ、後ろに援軍が控えているために強気に出ることができ、嫌な仕事や人付き合いを断りやすくなる。冠婚葬祭や税金の支払い等予定外の急な出費にも対応できるため、社会的にも評価される。

それなのになぜ貯蓄をする人があまりに少ないのか。
それは貯蓄が大切だと学校では一切教えないし、家庭でも教えない。また、メディアも基本的には教えないし、本屋で貯蓄の本を探しても非常に数は少ない(収入が少ない女性向けのものが多いようである)。
映画や漫画でも主人公が金がなく、途中で金持ちが助けてくれる展開が多く、お金よりも能力やリーダーシップが大切だと刷り込まれている。

これは意図的に一般人が貯蓄しないように世論が作られていると考えたほうが自然だろう。

先述したように貯蓄が無い人間は貯蓄がある人間に支配される。支配する側にとっては支配される側の方が無知な方が都合が良い。
だから貯蓄の大切さをわからないようにわからないように作ってあるのである。

精神的な自立経済的な自立どちらが大切かというと経済的な自立である。こちらのほうが気付いていない人が多く、多くの人がそのために精神的自立まで阻まれている。

貯蓄の仕方、資産の作り方についてはまた別のnoteを設けてそこで詳しく解説をしたいと思う。


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