お金持ちとは?収入と貯蓄を分けて考えることから始める
1.多くの人が収入と貯蓄を混同している
お金持ちというと何を思い浮かべるだろうか。
高級な家、車、私立学校、ブランド品、海外旅行などを思い浮かべる人が多いと思う。これは収入と貯蓄を分けて考えていない人の典型である。
私は資産に関わる仕事をしていることから多くの人を資産や収入の面から見てきた。
実はお金持ちというのは金融資産を多く持っている人のことだ。高収入の人を指さない。また、不動産を多く持っている人も基本的にお金持ちから除外する。
2.高収入でも多くの人はお金で苦労している
労働による高収入、例えば年収1200万以上の人を指すと思うが、この人達がお金のことで苦しんでいる例は多い。日本は高収入の人に厳しい国家だ。所得税、住民税、社会保険、全て高額になり、各種補助も受けられなくなる。
また、高収入の人は労働時間が長いため、自分の家計に頭が回らない。したがって家計の管理が大雑把になりがちだ。高級車や子供を私立中学に行かせたりするのもこの層で、金融資産はほとんどないという事態が起こりがちだ。
配偶者も高収入に惹かれて結婚しているケースがあるため、夫婦揃って浪費を繰り返す。結局いつまでも資産を築くことはできない。
3.まずは貯蓄にフォーカスすること
お金持ちになるためには、貯蓄にフォーカスする必要がある。
高収入だが激務の仕事よりも並程度の収入で節約する方がお金が残りやすい。
これは収入には課税されるが、節約には課税されないためである。
また、努力しても収入が上がる保証は無いが、節約すればその分確実にお金を貯めることができる。
貯蓄がなぜ大切かは、「自立」と関係があると別のnoteで述べた。
高収入だけでは自立ができない。高収入ではなくても貯蓄することでようやく人間は自立できるのである。
一般に女性の方が男性よりも貯蓄率が高いが、これは女性が将来に備えて現実的に貯蓄に励む人が多いためと見られる。
4.貯蓄は倹約から
コロナウイルスのまん延で気づいた人も多かったようだが、倹約するとお金の貯まり方は想像以上である。私は3年間の倹約生活で実に1650万円もの貯蓄が増加した。そのうち100万円程度は投資から上がった金額だが、残りは倹約によるものである。私は自営業なのでまだまだ貯蓄は必要だが、これによってよく話題になる金融資産2000万は超えてしまった。
5.貯蓄をするコツ
多くの人が、それでは貯蓄をするコツを知りたいと思うだろう。
これについては多くの人と違った考え方を持っているので別にnoteを起こそうと思う。
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