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流れるのは

流れるのは時じゃない

僕の方だ

僕が時の中を流されていく

遡ろうとしても流れには逆らえない

どんどん流されていく

できることは

逆らわずに流れるがままにしておくか

流される方向に向かって泳ぎ出すかだ

でもこの流れから離れることは許されない

流されて 流されて

どこに向かっているのか

それはまるで分からない

大河の流れのまま

いく方向だけはわかってる

僕は流されながら

僕自身が流れそのものになる

時は僕そのもの

過去も未来もない今が

流れに浮かぶ僕なのだから

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