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韓国で働くのなら、家は自分で借りよう

最近、韓国での日本人の不法就労関係の話題がTwitterのタイムラインを飛び交ったのだけど、ほんと、残る人に迷惑かかるし、これから来る人のチャンスを奪うことになるからやめてほしい。というか、そういう基本的な判断ができない人間がなぜ海外で暮らそうという発想になるのかがそもそも理解に苦しむ。

彼と一緒にいたかった、その気持ちはよくわかる。そしてそれなりに大人といわれる年齢だから、働かないとやってけない。それも分かる。かつてのわたしがそうだったように。

でも、やっぱり不法就労はダメ絶対。ビザのことを甘く見てはならないのだ。

軍資金は最低50、できれば100万

留学はもちろん、ワーホリや就労ビザで韓国に働きに来るのなら、最低50万、できれば100万円の現金を用意してくるべきだ。これが用意できない経済状態であれば、そもそも海外で働くなんて考えないほうがいい。働くためにバイトするってのもアレだけど、本当それだけの準備金は必要だ。

そのお金、何に使うのかって?
家を借りるためだ。

仕事もあるし、会社から住宅手当や寮のサポートがあるからと、裸一貫で来るツワモノもいるらしいが、正直危険すぎる。

かつて日本語教師時代、E2ビザ(語学指導)で働いてた頃、学院が保証金を払い、そこに月々家賃を払うという形でビラの地下室に住んでいたことがある。

もちろん初期費用がかからないという点では大変ありがたくはあったけれども、同時にリスクも感じていた。

人間関係と家は独立した関係であるべきだ

就労ビザ+寮生活により、仕事を失ったら家も失うという構造。これでは職場で何かあったときにやり直しもきかない。

家とお金とビザ(滞在許可)が密接にからんだ状態。院長ともめたりなんかしたら、こっちが圧倒的に不利だ。

これが怖くて、2年目からは自分で保証金を払って家を借りた。こういう判断ができるのも、手持ちの現金があったからである。しかも当時は定期預金の年利が4〜5%だったので銀行に預ける楽しみもあった。

同じ理由で、滞在中の恋人との同棲もおすすめしない。恋人との関係が終わると同時に家がなくなってしまうからだ。

「自分も地方から出てきて一人暮らしだし、一緒に暮らそうよ。」そういわれても、答えはnoが正解である。

どちらにも共通するのが、人間関係と家が深くリンクしている状態。関係が破綻してしまうと帰る場所がなくなってしまう。

ましてや彼の住んでる部屋に居候という形となれば、出ていかなければならないのはあなただ。あなたが家賃を半分出していたとしても、追い出されるのは間違いなくあなたである。

あなたは韓国に来たら社会的立場の弱い外国人という存在になる。その状態から自分を守る盾となるのが現金なのだ。

保証金が高すぎて払えない?
最悪、そんな場合はコシウォンを利用しよう。

コシウォンは危ない?
いや、不安定な人間関係に依存した住まいのほうがよっぽど危険だ。

幸い今は家と仕事とビザが完全に独立したので、自分を守れるようになった。それでももしものための現金は在韓10年目に突入した今でも確保している。

海外の地で人間関係に振り回されずに自分を守ってくれるのは現金しかない。

何度も繰り返しになるが、#韓国で働く のなら、まずは貯金だ。ビザの手配はそれからでも遅くない。

読んでくれてありが豆m(_ _)m よりよいコンテンツ作りを目指していきます。