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週イチでランチするくらいのゆるいリモートワークがうまくいく

ここしばらく大きな決断が続いたこともあり久々の更新になったことをお許しいただきたい。おかげさまでわたくしセム、元気にやっております。気がつけば東京にある韓国の会社に転職して一年が経ちました。

最近はコロナの影響もありリモートワークに注目が集まっている今日この頃だが、あなたの会社はどうだろうか。

今わたしがいる会社は実はメンバーが片手で数えられるぐらいしかいない。かつほぼほぼペーパーレスの環境なので、気が向いたら明日は自宅でやろうかみたいな感じになることもこれまでたくさんあった。なので、この事態が起こる前にもリモートワークというのは普通にあった。

ただ実際に在宅勤務とかリモートワークっていうものをやって行く中で、色々問題も見えてきた。昔は結構リモートやノマドっていうのは最高の働き方だと思ってたところがあったのだが、実際の経験を経る中で、最近その考え方がちょっと変わりつつある。

一番大きく感じるのは実際に会う時とリモートで働く時の情報密度の差だ。

実際この片手ほどのメンバーであっても、やっぱり直接会う時に伝達できる情報量には大きな違いがある。

例えばSlackとかを使ったチャットによるリモートワークの情報量ではその情報量や質、密度に大きな差があることが、自分の体験上分かってきた。

もちろん子育てをするワーママ社員の一人としてリモートワークは非常に歓迎される働き方だというのはよくわかっているし、最近世の中がそれを善とする雰囲気になっているのはとても歓迎すべきことだ。例えば子どもが急に熱を出したという時にも柔軟に対応できる、そういった意味ではこの度のリモートの広がりは大変ありがたいと心から思っている。

リモートのよさを感じつつ、情報密度を確保するといった意味ではやっぱり週に1度ぐらいランチをするぐらいの距離感がちょうどいいように思う。

日頃デジタルとかキャッシュレスが素晴らしいと言っているわたしからの超アナログ論で申し訳ないが、やっぱりたまにはチームのリアルの出会いは必要だというのがわたしの考えだ。

顔を見れればいいのかというと、そうではない。ビデオ会議は素晴らしい発明だと思うし、実際わたしもその恩恵を受けている。しかし、仕事のビデオ会議では解決できない部分が結構ある。うまく言葉にできないが、その場にある雰囲気とか声色とか表情とかそういったものが情報の密度を変えていくのだろう。

でもなんだかんだで一番大きいのは「どうでもいいこと」が言えるという環境だと思う。どうしてもビデオ会議またはSlackなどのチャットの場合、相手の時間を取っているという意識も働き、必要なことだけを言おうという雰囲気になる。もちろん論理的になるというメリットはあると思うのだが、論理的ではないことに実は答えが隠れていたりもするし、文字で考えを表現するのが苦手という部類の人間もいる。

リモートワークはちゃんと文字に出来る人にとってはとても有利なのかもしれないが、自分はそうでなくても例えば相手がそういう場合、みんな一斉にリモートワークを取り入れたら業務が破綻するのは目に見えている。そういったところを身をもって感じることにより、最近はリモートワークという言葉に対する意識もちょっと変わったように思う。

ちょっと外に出歩きにくいこのご時世なので週に1度ぐらいのランチタイムを持てる、そういったぐらいのゆるいリモートワークがちょうどいいんじゃないかなと思っている。毎日顔を合わせる必要はないと思うけれども、週に1度ぐらいランチする時間があるぐらいのゆるゆるリモートワークの方がうまくいくんじゃないかと思う今日この頃である。きっと同じことがオリンピックの時にも起こるんだろうな。

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