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アウトライナーを楽しむマガジン

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このページはアウトライナーの活用法・Dynalistアップデート情報などのアウトライナーに関する役立つnoteをまとめたマガジンです。私が講師を務めるUdemyアウトライナー講座…
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#DoMA

平日版と休日版のアウトライン DoMAで時間をカスタマイズする

こんにちは、アウトライナーをこよなく愛するセム(@ssem1622)です。 週末ですね、ということで、今日は平日のアウトラインと週末のアウトラインという話題でいきたいと思います。先にお伝えしておきますが、思いもよらず長文(2,500字)になってしまいました。 これまでは仕事のときだけアウトライナーでタスク管理をしていたのですが、最近は週末も使うようになりました。ただその運用法は大きく異なっていて、平日は結構システマチックに、そして週末はかなりゆる〜く使っています。 平日

週次レビューの曜日をいつにするか

こんにちは、セムです。実はこのたび、週次レビューの曜日を戻しました。 As is: 火〜月の単位で扱い、火曜日にレビューする To be: 月〜金の単位で扱い、月曜日にレビューする 扱うのは変わらず、1週間を5日間で もともと月〜金で運用していたのですが、火曜日に週次報告を行う関係から、火曜日にレビューする運用を試していました。しかし、1ヶ月ほど試してみたところ、なぜかしっくりこなかったのです。なので元に戻すことにしました。 これをなぜ始めたのかというと、週次報告の日に

DoMA-Styleの哲学

長らくDoMAについて書いてきた。最後にまとめの記事を書いてみよう。 DoMADepend on My Attention. あなたの注意を重視すること。あなたの注意から始めること。 注意は行動の資源だが、現代ではそれが企業の重要な関心事にもなっている。当然、それを狙うための施策も日々向上している。 そんな中で「やりたいことのすべてをやり遂げる」や「自分の注意をすべての対象に均一に向ける」のは危険な方策だ。何に注意を向けるのか。どのような注意を向けるのか。慎重に判断し

DoMAの操作 デイリーベース・ホールディング

DoMA式では、「その日の項目」が作業場所となる。 よって、一日は「その日の項目」(以下デイリー)を按配するところから始まる。 私はWorkFlowyのテンプレート機能を使ってひな形をコピーし、そこに項目を書き加えたり、移動させたりして按配している。 (引き出しを開ける)と書かれているので、デイリーの上に置かれている「ひき出し」と「■今週のあれこれ」を開ける。 「ひき出し」には、時期を問わない通奏低音的な情報が(たとえば指針やクレドといったもの)が入っており、「■今週

DoMA式と和式の部屋の概念

(前回) DoMA式は、非GTD的ではあるのだが、なぜ「土間」なのだろうか。 まず指摘しておきたいのは、私たちが使うソフトウェアに潜む西洋的発想である。 『謎床』の中で、松岡は「デスクトップ」のようなメタファーが世界を席巻したが、それ以外のメタファーもありうるし、その中には日本式のものがあってもいいはずだと問題提起している。確かにその通りだ。私たちは当たり前に「デスクトップ」を使うことによって、それに疑いの目を向けることができていない。 そして、デスクトップにある「フ

なぜDoMA-Styleなのか

なぜ、DoMA(Depend on My Attention)なのか。 一つには、それが使いやすいからだが、それ以上に現代が「注意欠乏時代」だからという点が大きい。言い換えれば、さまざまな誘惑が私たちの「注意」を争奪しようとしているからこそ、注意に重心におくことに価値が出てくる。 ■ ■ ■ とにかく現代は、「やりたいこと」「やるべきこと」が溢れ返る時代である。それはフランス革命以降人権意識が高まり、個人のもとに自由が帰属することが起因する。現代は(神ではなく)主体性の