【22回目の】逢瀬とご奉仕
🐈⬛ふと見上げた空に、久々の虹を発見する。夕方の空気が少しひんやりとして、秋を思わせる。日が短くなり 暗くなるのも早くなった。また、季節が移り変わっていく。色々と巡り巡って辿り着く先、これから到達するだろう場所、その方向がどうか主様と、同じ場所で ありますように。のびのびと幸せ過ぎて、私だけ外れてやしないかと たまに不安にもなるのだけれど。
この時期の気温も、寒いのか暑いのか…微妙な季節感に煩わされる。今日は待ちに待った、大好きな主様の元へ向かう。やっとやっと逢える日。逸る気持ちばかりが先行して、ちゃんとご奉仕出来るかな? 顔を見るだけで目が蕩けそうだし 声を聞くだけで耳も塞がりそうだし 唇が触れれば涎塗れになりそうだし 軟弱な身体なんだな。
主様と歩み、ここまで二年。その期間が長かったとはとうてい思えず、まだまだ新鮮ですらある。この期間、本当に様々な事を二人で乗り越えてきたけれど、後半は病む事もほぼ無いに等しく…主様の優しさに、本当に包まれていたなぁと改めて思った。二年目を機に、アイコンも新たに。
🐈⬛22回目🐈⬛
毎回逢う度に確信するのは「私はこの人が好きだ」という事 。そして「お前に逢う日は、俺にとってはご褒美なんだ」そう言ってくれるから、毎回逢える日を心から 待ち望む。非日常とも思える贅沢な癒しを、普段 支えてくれる貴方へと返す日。ご奉仕を終えると 「ふふ」と笑いながら、目を伏せじわりじわりと私の身体にのしかかる重みが 幸せの証となる。
🐈⬛「S」の文字をネイルに込めて、毎日その指先を見る度に、にやにやとしている。ただの文字なのに。そこに込められた私の想い。貴方へと向かうだけの、単純で小さく純粋に「大好き」と呟きたくなる。その大きな手が、私に触れる時、一瞬にしてその温度が広がるのを感じる。
じわじわと熱くなる身体。熱が広がる度に、ピタリと密着したくなって手を伸ばす。常に貴方のどこかに触れていたくて、貴方という造形を感じていたくて、隙間を作りたくない…髪の毛の一本ほども。
「さて、今日は何から始めようか」と少し嬉しそうに言い放つ貴方の音が、もう愛おしい。でも、始めるのは私だ。主様にはゆったりと横たわって頂くだけ。毎回、私達の逢瀬は主様へのご奉仕から始まる。二人しかいない空間に身を委ね、ありったけのご奉仕で満足して貰いたい。いつも過酷なお仕事に追われ、なかなか自分の時間も取れず、ゆっくり出来ないだろうから。
私と居る時くらいは、のびのびと素直な主様、ありのままの貴方であって欲しい。わざわざカッコつけなくても、そのままが自然で十分格好良いので、縦横無尽に振る舞い倒して欲しい。貴方は優しすぎるから、いつも私の事もとても考えてくれている。でも、たまにはそんなことお構いなしに、自分の欲望だけをぶつけてくれて構わない。それが、一体どんなものなのかを知りたいし、どこまで出せるのか限界がどこなのか、自分でも知りたい。
🐈⬛ここ最近の逢瀬では、必ず主様のアナルを丁寧に解していく。身体全体のマッサージから始まり、少しずつ敏感な部分へと指や舌を這わせては攻め続ける。貴方の敏感な部分が何処なのか、どうすれば悦んで貰えるのか…ゆっくりと探しながらその美しい肢体を撫で回す。
そして、前回の逢瀬から味を占めた、主様のヘッドマッサージとシャンプー。頭皮を直に指で優しく揉み込みながら、どさくさに紛れて首の後ろにキスをしたり。気持ち良さそうに脱力している頭を膝に乗せ、ゆっくりとツボを押さえつつ、綺麗な顔を拝む幸せ。今なら何をしても、怒られなさそうな気がする。身体の淀みが全て抜けて、すっきりと過ごせますように、と想いを込めて丁寧に、愛情も刷り込んでいく。
今回は、シャンプーに続き髪を乾かす事も叶った。大好きな人のお世話は、何故こんなにも楽しいのだろう。「わぁぁ!髪の毛がふわっふわ!頭が軽い~~!」と、少し蕩けたような可愛い歓声が上がる。髪を乾かしながらも、後ろからぎゅう~~っと抱きついたり、吸い付いたりしてみたり。こんなに身体を預けてくれると本当に嬉しくなる。あれもこれもしたい!という欲望も次から次に湧き出て来る。
なかなか主様の「メスイキ」は、到達が難しいのだけど、丁寧に解し合ったり、隅々まで舐め上げて黒子の位置なんかも見つけたりして。楽しい発見が尽きない。メスイキの到達は待ち遠しいけど、そこに繋がるまでのこの過程も、私的にはとても楽しくて、やめられない。攻めたり、攻められたり…。何でも、どうにでも展開できる楽しさがあるのは、これまでの二人が培ってきたものなんだろうな、と改めて思う。
まだまだ、やりたい事は多々あって、知りたい事も探したい事も、未知の事は沢山あって。でも、それらはこの先もずっと、貴方と分かち合って生きたい。この先がどうなるかなんて、知らない。だからこそ、今を楽しんで、今を刻んでいく。生き急ぎたくはないけれど、きちんと記憶していたいな。
そして、この逢瀬の二日後は中秋の名月。一足先に主様とお月見のお団子を食す。その日の帰り道を照らす月明かりは、とても美しかった。明るく照らすその先に、私達二人の歩む道が これからも続きますように。大好きな背中にくっついて 何処までもゆらゆらと 漂う様に。
🐈⬛幸せな時間は本当に一瞬で過ぎる。大好きな貴方との逢瀬が終わり、仕事帰りに 大きくて真ん丸なお月様を見かけた。本番の「中秋の名月」。その神々しい姿を拝もうと 追いかけてみると… 素敵なスポットに辿り着いた。今宵は印象的に輝くお月さまの姿を収め、主様に写真を送ると 「俺も見てるよ」と重なる。同時に同じ空を見上げる幸せ 。「月が綺麗ですよ」と濁さず 、私は「大好きですよ」と心から伝えたいと思う。
美しいお月様を繋がった空に主様と見上げて、心も穏やかに。次に中秋の名月と満月が重なるのは 7年後… 。その時も一緒に過ごせると信じている。そして、早くも10月に突入。金木犀香る、私の誕生月だ。主様と出逢って三回目の季節。なのに、つい昨日の事の様な感覚に陥る。始めたばかりの頃の、浮き沈みが激しい 感情の波が、今では少し懐かしくすら思える。掴めた様で 実は何も掴めてなくて、毎日自分の中のモヤモヤと戦っていた。想えば想う程空回りして、でも諦めなかったからこそ、その経験が今活きてる。
見たいモノが多すぎて、時間が足りないと日々感じる毎日。見たい 知りたい 触れたい 感じたい事、長く生きてきた様だけど まだまだ足りない。貪欲すぎるのかな?とも思うけど簡単に偽れない自分がいる。 これも私だから、まぁ いっか。
夕方から一気に下がる気温に驚く。今までの「涼しい」から 「寒い」へと体感温度が変化してきた。秋を通り越して、すぐに冬がやって来そうな季節感。 はぁ、主様に逢いたいなぁ…いつも唐突に思う事。逢えない時間は、私自身の独り時間でもあるけど、主様の事は常に頭から離れないし、それが自然体でいられるという事。そんな日常を過ごし、その思考力までも支配されているのかと思うとゾクゾクする。主様の掌の上で転がされていたいから。
🐈⬛すっかり夜の空気が冷え込み始め、夜空の星が綺麗に見えている。いつも、ふと思い出したように、今までに撮り貯めた主様の写真を見ていたら、急激に 物凄く 逢いたい欲が… 。出逢った頃の記憶たちに触れると、一気にその瞬間に引き戻されて「大好き」がまた更に増殖していく。不安な事はないけれど、早く主様に逢いたくて仕方ない。逢えたばかりにも関わらず。
お休みの日も、例え主様がお仕事であったとしても、沢山 愛を伝えようと思う。伝えても伝えても 尽きない想いだけれど、溢れ出るモノは 閉じ込めない方向で。私達は、毎日電話をしたり頻繁に逢ったりはしていない。毎日のLINEでのやり取りは欠かさないけれど、通話も時々…逢えるのも月イチという程度。それでも、今の私達はとても安定している気がする。逢えるものならもっと逢いたいし、通話だってしたい。けれど、そこで無理をしなくても繋がる事はできると感じる。ただ、時折とても寂しくなる時はある。
そんな時は、しっかりと生声で癒して貰ったり、二人のペース、やり方で補い合えばいい。やたら、我慢だけを強いられる従者さんも見かけるが、とても私にはできない選択だなぁと思う。それこそ、他者がどんな関係性であったとしても、幸せであればいいな、とは常々思う。でも、努力も無しに他責ばかりで愚痴しか言わないのはもう、単に自虐好きなのかな?とすら思えてしまう。警告や警鐘を鳴らす行為だとしても、あまり気持ちの良いものではないな、と見ていて思うからほぼ触れないようにしている。
どちらにしろ、この関係性は1人では成り立たない。二人がいるからこそ、成り立つ関係なので、お互いが納得する形で幸せを満喫できればいいなと思う。私は今の主様が最期の人だという自覚もあるので、乗り換えたりもしないし、もし終わったとしても次はもう求めない。彼だけの記憶で、人生を終えたいと心から願っている。一瞬にして囚われたあの刹那から。
🐈⬛be continued🐈⬛
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