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【新年の逢瀬】2022年

🐈‍⬛長かったお正月休みもあっという間に終わり、日常がそろそろと戻り始めた。「私は貴方にいつ飽きられるのか、自分に自信が足りないしいつも不安なの」と言うと、私の好きな所をふわっと教えてくれて「俺は醒めない男で有名なんだ。お前は黙って俺だけを見てればいい」と、また男前な発言をする。何処で有名なのか謎だったので「困ったちゃんですね」と言うと「それはキミだ!」とビシッと返された。

新年早々のやり取りに悶えながら、ここぞとばかりに「すき」の文字を連発すると「もう少し大事に使って!」と言われたので止む無く小出しにしてみる。言うまでもないが、これは私が伝えたいからする行為であって、主様からの甘い返事を期待している訳ではない。むしろ、軽く怒られるのを前提とした愛情表現の一種だ。

「そういえば、髪を切ったんだ」と言いながらサラッと送ってくれる貴方の顔を見ながらまた切なくなる朝を迎えたり、新年も忙しい。そして逢瀬前に、仕事終わりで通話が叶った。いつ聞いても安心しかないその声と温度が大好き。年明け初めての通話に新年の挨拶も出来て「毎年、進化したお前を見たいんだ」と私との未来を話してくれる。常に前向きな姿が気持ちいい。

🐈‍⬛新年ネイルと声のブレスレット🐈‍⬛

🐈‍⬛元旦に、話題になっていた呪いを祓う映画を観てきた。主人公の「失礼だな、純愛だよ」 という台詞に心を鷲掴みにされ、先生の「愛ほど歪んだ呪いはないよ」 という言葉に思わず心の中で頷いた。主様への想いは、自分自身にかけた呪いに近い気がしていると思っていたので、納得した。

そして、いよいよ明日は新年初の逢瀬!4回目となる。逢えると思うだけで、まだ心臓を吐きそうになる。嬉しいやら緊張するやら…慣れないな。そんな前日なのに、主様の過去の恋愛話を聞く。

「ぇ、今それ聞く?」と思われるかもだけど、逢ってから色々と気になるのも嫌なので敢えての「今」 。モテモテなお話に少しだけモヤモヤしながら、質問するとサラッと答えてくれる主様に私は信頼を覚える。変に隠さない所がいい。そして、そんな貴方を今 独占できるのは私だけという事実が嬉しい。


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