坂上秋成
作家、文芸批評家。1984年生まれ。主な著書に小説『夜を聴く者』『惜日のアリス』【河出書房新社】。新作準備中です。ssakagami0727☆gmail.com
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岡田磨里はいかにして「日常」を歪ませたか(※超未完成です、書いた経緯はツイッターをご確認ください、文体模倣です、完成予定はありません)
1. 本論は岡田磨里が書いた「不感症」の概念を通して、10年代におけるオタク像を捉えなおそうとするものである。 岡田磨里について、まずは基本的な情報を確認しておこう。アニメに詳しい読者はご存じだろうが、岡田は『とらドラ!』『凪のあすから』『心が叫びたがってるんだ』などの代表作を持つ脚本家であり、現在の日本アニメにおいて欠かせない存在となっている。そして彼女の作品の分析を行うことで、日本社会が抱える問題とオタクの現在像とが同時に見えてくるというのが僕の考えだ。 とは