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青年海外協力隊 ドミニカ共和国 生活編#1「Feliz navidad」

 12月10日にこちらについて、ちょうど2週間でクリスマスを迎えました。現在スペイン語の語学学校に行っていて、お母さんと高校生の息子さんのご家庭にホームステイさせてもらっています。

 キリスト教徒が多いこの国で、クリスマスは大切な日。ホームステイ先でドミニカ共和国流クリスマスをせっかく体験させてもらったので、忘れないうちに記録しておきます。

El día de nochebuena!!

 ママから「今日はプールに行くから10時半までに帰ってきてね。」と言われ、私は頭に?が浮かんだまま、語学学校へ。

 語学学校の後、宣言通りプールに連れていかれましたが、実際はプール付のパーティー会場。そこには、ママの親、兄弟、姪っ子、甥っ子など親戚40名近くが集まって、おしゃべりをしたり、クリスマスの食事をしたりしました。ママは33人兄弟がいると言っていましたが、ママのお姉さんは21人と言っていて、本当の所はよくわからず。でも、みんな家族ではない初対面の私にも、いろいろ話しかけてきてくれて、たどたどしいスペイン語もほめてくれて、なんて良い人たち!!

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 特に面白かったのは、子供たち。10歳の女の子は、最初から私のことが気になっていたようで、自分から寄ってきて自己紹介をしてくれました。そして、自分たちの天然パーマの髪とは全く違う私の髪に興味をもったようで、一生懸命私の髪を触りながら、「なんで私たちと違うの~?」と言っていました。残念ながら、スペイン語でうまく説明できず、ちょっと悲しかった。。。そんなお姉さんの姿を見た、他の女の子たちも一生懸命、「私は5歳だ、名前は…」という感じで自己紹介をしてくれて、世界中どこの国の子もかわいいなと思いました。

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 ほかにも、日本語をちょっと喋れるお兄さんともいろいろ話したし、私が赴任する予定のISFODOSU(教員養成校)出身の元先生ともお話して、いろんな教育問題を聞かせてもらいました。(半分くらいしか理解できず、残念)

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 最後にみんなで集合写真を撮って、夕方頃に解散だったので、それで終わりかと思いきや、息子に「もう1つパーティー行くよ!2時間後くらいかな!」と言われ、パーティーをはしごすることに。笑


 今度は、よくホームステイ先にも遊びに来る家族の親戚のお家へ。そこでもお酒を飲みながら、いろんな人とおしゃべりをしました。

 そこで驚いたことは、外にスピーカー(結構大きい)を出して、大音量の音楽をかけて、みんなで踊ること。メレンゲやバチャータが大好きってことは知っていたけど、いや、こんな夜遅くにこんな大音量で音出して大丈夫?日本だったら昼間でも無理なレベル、、、と私は心配になりました。どうやらこの国では、12時前だったらパーティーで大音量出しても大丈夫なようです。衝撃!!笑

 最初はお酒飲みながら、みんなが楽しそうに踊っているのを見るだけでしたが、初対面のおじさんに「メレンゲ教えてあげるから踊るよ!」と言われ、一緒に踊りました。楽しかった!笑 全く違う文化にどっぷり浸かって良い体験になりました!

 親戚でもない私を、まるで家族のように接してくれるこっちの人の人懐っこさや優しさが本当に嬉しかったし、おじいちゃんやおばあちゃんたちは、私がほとんどスペイン語理解してないってわかってると思うんだけど、「次も来てくれるよね?」ということを言ってくれて救われました。

 こんな大家族は日本にはもうあまりないし、これだけ親戚や家族のことが大切、大好きという感情をストレートに表現する文化は日本にはあまりない気がします。もちろん日本だって、家族を大切にする気持ちは同じようにあるでしょう。でも、beso(頬へのキス)やハグで親愛の気持ちを表すのは、相手が大切だという気持ちを表現するだけではなく、逆に大切にされているんだという相手の安心感にも繋がって良いことだな~と思いました。 

 ドミニカ共和国のクリスマスを家族の一員のように過ごさせてもらって、とっても良い経験になりました!

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