見出し画像

明るい人って

明るい人ってどういう人なんだろう。

よく、悲観することがない人とかポジティブな人とかいつも笑っている人っていうけれど、それって本当にそうかなのかなって思ってしまう。

人生においてずっと「明るい」ってそんな事ある?って思ってしまう。

ーーーーーーーーーーーーーー
高校生までは自分はそれこそ「ずっと明るい」に当てはまっていた気がする。

中高女子校一貫だったから、同じような環境で青春を共にした同じ考えの人達と毎日楽しく過ごしてた。
外的な刺激もなく…嫉妬…妬み…そんなものに触れずに生きてきた気がする
(あったとしても、テストの点で競われるとか…笑) 

大学に入って一変した。
まず、普通に隣の男の子に声をかけただけで
周りから感じる視線。

学部の女の子が集団になって、自分のグループに入れたい子に話しかけにいく様子……

衝撃的だった。そうやって友達を作ったことがなかったから。これが本当の学校っていうものなのかと思った。

はぁ…男の人がクラスにいるってこういう感じなんだ。って悟った。

何か行動する事で全て見られている感覚。特定の人としか仲良くする事話すこと事が許されない世界…
学部で授業を受けるのが辛かった。もちろんサークルになんて入る気もしなかった。

大学3年、仲良くしてた学部の女の子とLINEで喧嘩をする。些細な事だった。悪気は一切なかった。
けど何度謝っても既読無視。
学校に行っても無視された。休み時間には屋上で自分の悪口を話してたらしい(別友達から聞いた)

そこからいよいよ、1人で行動するようになった。が、それは物凄く楽だった。誰にも関わらないから誰からも見られないし、何も言われない。
大学3年という事もあり学校にはほとんど行かなくて良かったからそれだけが救いだった。

そして卒業。もちろん卒業パーティーには参加しなかった。笑

ーーーーーーーーーーーーーーー

人に対する信用が一気に自分の中からなくなった。
世の中って…自分が思う以上に酷い人がいっぱいいる事を知った。自分の良心を利用してくる人がいっぱいいる事も知った。
仲の良い友達には当時よく「世間知らずで見てて怖い」と言われていたが、
私は「世間」というものがこんなにも「生きにくい」世界である事を知らなかったのだ。知らないまま18歳までお花畑の世界で生きていたのだ。

議題に戻るが、だから私は「明るい人」って…
そういう「世間」の汚い部分と触れずに生きてきた人なんじゃないかなって思うってしまうのだ。
それか、その部分に目をつぶってわざと触れないように生きている人。

だから、私は自分で「私は明るい人」です。
という人の事をあんまり好きになれないのだ。
だし、多分自分と合わない。仲良くなれないな。とその一言を聞いて思ってしまうのだ。
どうしても綺麗事並べているように感じてしまう。思えてしまう。
心から本当に思っているのかな?と。
そう言って、自分を無理やり肯定しているように感じる。

やっぱり、心の「暗い」部分を見せてくれる人が好きなのだ。
それでもなお、100%楽しくないけど懸命に日々を生きている人がとても輝いて見えてしまうのだ。
自分の心に素直でどんな感情でも曝け出して見せてくれる人がやっぱり好きだ。

明るい人・笑っている人がタイプです。という男の人とはその瞬間恋愛対象じゃなくなってしまうのだ……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?