睡眠の質~脳を回復させる睡眠の役割編~

こんばんは、SS-4 factoryです。
私たちは理学療法士4名から作られた団体です。

各々の得意分野について毎週土曜日の夜に配信を行っています。
短編やシリーズでも配信しているので、毎週お楽しみに!!


「おやすみなさい」
そう言って布団に入ってからもう何分も経過している…
なんてこと、ありませんか?

記事を読んでくださりありがとうございます。
この記事は睡眠における
脳を回復させる睡眠の役割」についてお話します。


私たちが生活し、活動している時
少なからず脳が働いております。
「街中を歩く」「本を読む」「運動をする」「映画を見る」…
様々な活動時に脳は働いております。


また、働きによって脳の使われる部分が分けられています。
良く聞く分け方だと「前頭葉」「頭頂葉」「後頭葉」「側頭葉」
などですかね!
本当はもっと細かい分け方などもありますが、キリがないので
割愛します!


私たち脳が
起きる、つまり「覚醒」し、「活動」すると
脳が「疲労」し熱を帯び、機能が低下します。
その脳を休息させ「回復」させるために睡眠をとる
というメカニズムがあります。

これが「脳を回復させる睡眠の役割」、
正式には睡眠恒常性維持機構といいます。


我々は睡眠によって「体」と「脳」を休ませているということですね。

では、寝不足になってしまうとどうなるでしょう?
睡眠不足になると、「脳の回復」が不十分になります。
そうすると、脳はまだ「休息が必要」な状態です。
なので、日中にも眠気が強く表れるようになります。

実際に、

断眠後のヒトの睡眠時脳波を観測すると、
深いノンレム睡眠」「睡眠時間の延長」を認めた

という報告もあります。
ノンレム…「Non REM」睡眠ですね!
詳細はまた別で解説いたしますが、よく眠れているということです!


つまり、活動により大脳が働き負荷がかかると
負荷がかかった部分を休ませようとする働きが生じ、眠気を誘発する。
ということです。

ここで、極端な例を…
もしも、一日中ベッドの上で何もせず、ゴロゴロと過ごした場合、
脳は休みたくなるでしょうか…
もちろん、「疲労していないので休む必要がない」ですよね。
なので、睡眠恒常性維持機構による睡眠誘発は乏しくなります。

「いや、寝るのが好きだからきっと眠れる!」
という方もいらっしゃるかもしれません。
私の友達にも、ちらほらと…
しかし、「眠気」は「気持ち」だけでは済まないものらしいのです。

実は、「睡眠物質」なるものが存在します。
プロスタグランジンD2」と「アデノシン」というものです。

断眠をさせ眠気が強い動物の脳脊髄液を睡眠不足ではない動物に
注入した結果、眠気を誘発することができた

という研究結果もあるように
眠気は好き嫌いでなければ気合でもないということが示唆されています。

なので、「良い睡眠をする」ためには「良い生活・活動をする」ことが
大切だということですね!
なんだか当たり前のことのように感じますが、こうして根拠づけると
面白いですよね!


そして、活動をせずに眠るきっかけを失った脳は、
「夜に眠る」というリズムに狂いが生じてしまうことが多いです。

リズムを作るためには、しっかりと眠りに入ることが重要です。
次回、「入眠と熟睡」に関して記事を作成いたします。

ぜひ、いい睡眠からいい生活を送れるように
いい生活をしていい睡眠につなげていきましょう。

それでは皆さん
おやすみなさい…


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