藤井五冠

今朝の室温は5度。
瞑想を始めると、いつものように、
腹部と背中があたたかくなる。
汗ばむ感じ。

まさに、温泉に浸かってマッサージをうけているよう。
32分があっという間。

近頃の瞑想は、内面との対話というより、
目をつむり、胡坐での体操のよう。
上半身をくまなく動かしている。
エネルギーが全身にゆきわたるように。
下半身は動かさないが。

最近気になることに、藤井五冠(五冠はまだ?)のこと。
師匠は将棋一本だから仕方ないが。
親の教育姿勢が良くないと思う。

子どもがある面で優れていると知ったとき、
親はどうしたらいいか。
そのことに没頭させるのがいいか。

分野にもよるが、
将棋に没頭は良くないと思う。
人の世界は広い。
幼児から道を狭めるのは、いいと言えない。

さらに、幼くして勝利の快感を味わうと、
依存症になるような感じ。
10代で名人と呼ばれる、
周囲は崇拝者ばかり。
これでは、人間性の成長が難しくなる。
天皇家のような感じ。

10代は、試行錯誤しないと成長できない。
恋愛で失敗するのもいい。
色々と悪いことをするのもいい。

成功するのは、人生のテーマではない。

人生は、自分固有のテーマを見つけて、
自分だけの特別な生き方を創ること。

成功することの、最大の問題は、
周囲が崇拝者だけになること。
これでは未来が開けない。

一番いいのは、死ぬまで、
泥にまみれる生き方。
泥といえど、温泉のように快適だが。

もし、私が親なら、
将棋はアマチュアを選ばせる。
プロになるのは勧めない。
もっと、他の趣味や楽しみをもつように。

女遊びもいい。
大学で量子力学を学ぶのもいい。
あるいは、ボランティアや政治活動。
人の世は広いのである。

将棋の世界は、あまりに狭い。


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