管理教育

学校教育について書いている。

友人がコメントを寄せた。
私が述べるような状況について全く知らない。と

私も学校教育に詳しい訳ではない。
私の体験と云えば、3年半ほど中学校に関わったことだけ。

知人に教師はいるが、
教育の現状について尋ねたことはない。

私が高校卒業したのが昭和40年。
その頃、管理教育だとは感じなかった。

確かに、堅苦しい規則はあったが、
適当にズルすることができた。

教師への尊敬はなかったが、
一時的に通過する場なので、
スルーすれば良い。

今、現在の学校が管理教育なのかどうか。
その判断は、非常に難しい。

学校に在籍する生徒や教師、
そのほとんどは、現状に不満をもっていない。

はみ出すものだけが不満を感じる。
細かで不要な規則。

昔、私が通っていた学校は、
規則など、かなり緩やかだった。

放課後にたむろしても叱責されることはない。
教師たちも教育熱心でない人が多かったような。

現状のように厳しくなっ経過については、
私は詳しく知らない。

多分、学生運動の影響がある。
規則で締め付けないと学内が管理できない。

日教組の衰退もある。
上に歯向かう教師が減っていった。
何でも言う事を聞く、素直な教師ばかりになった。

戦後の教育は、道徳を教える時間もなく、
かなり緩やかであった。

しかし、期待される人間像などの教育改革で、
道徳の課題も増えていった。

いじめや学級崩壊が増え、
より一層の管理が進んだのだろう。

マニアルが微細なところまで確定している。
教師個人の裁量は大幅になくなっている。

私が通った小学では、
担任教師が宿直する晩、
数名の生徒が泊まり込み、夜遅くまで校内で遊んだ。
自由な雰囲気。

今の学校では考えられない自由さ。

教師による体罰は日常的。
えこひいきも当たり前。
早く問題を解いた生徒は校庭で遊ぶことができた。
その後、大きく変わっていく。

教師のすることは細部まで決まっている。
まるで、工場のベルトコンベアーで働く労働者のように、
一定の作業しか許されない。

クラスの人数は減ったが、教師の仕事は大幅に増え。
教師のストレスも確実に倍増。
精神的に病む人も多数出るブラックな職場。

そして、今、
教師になろうとする若者が減っている。

つづく

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