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執筆時にまず取り組むべきこと

 執筆にあたり、まず取り組むべきは、日ごろ思っていることや感じていることをとにかく沢山言葉に書き起こすこと。思うことに身を委ね、感じたままに思いの丈をどんどん書き出す。行く就く先は分からなくていい。あえて流れに身を委ねる。大海に「想い」を漂流させるイメージだ。

読者の心を動かす

 僕の目指しているブログ像は「読者の心を動かす」記事。そのためには、書き手の「想い」が伝わることが重要だ。人は他者の想いを感じ取り、自分の感性と共鳴することで「共感」を覚え、そこで初めて「感動」のチャンスが生まれる。個人的には、想いや価値観の延長として形になったものが、人の心に影響を与える良い記事だと思っている。

つまらない文章

 執筆の際の注意点として、「頭で考えすぎて作為的に文章を執筆すべきでない」点を強調したい。具体的には、思ってもない美辞麗句を並び立てたり、かっこいい表現ばかりにこだわるようなテクニックに走る行為。そのようなことばかりに意識が向けば、感受性が鈍り、書き手が心から感じていることや思っていることとズレが生じ始める。行き着く先は、書き手の想いが忠実に表現されていない文章。言ってしまえば、心を感じない人工的でつまらない文章だ。

想いが伝わる文章に

 良い記事を作りたければ、深い自己対話を経た素の想いがのった文章で構成されるのが理想的。めちゃくちゃで構わないので、まずは思いのままに文字に書き起こし、想いや感情を洗い出す。一方で、主張したいことを先に決めてから書き出すパターンがあるがあまりお勧めしない。先にゴールが設定されていることで、執筆過程において、無意識に矛盾点を修正しようと作為が生まれ、途端に心のないつまらない文章が出来上がるからだ。感じたことを可視化し、それらを中心に据え、文章を展開することで、その人の価値観が基盤となった想いの籠った文章が仕上げられる。


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