見出し画像

小匙の書室163 イクサガミ実写化

 ここ最近、小説原作の実写化をよく見かけます。

 例えば映画であれば『法廷遊戯』(五十嵐律人 著)、『ある閉ざされた雪の山荘で』(東野圭吾 著)、『夜明けのすべて』(瀬尾まいこ 著)、『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ 著)、『四月になれば彼女は』(川村元気 著)などなど。
 そして配信サービスであれば、『三体』(劉慈欣 著)、『十角館の殺人』(綾辻行人 著)、『余命一年の僕が、 余命半年の君と出会った話。』(森田碧 著)、『桜のような僕の恋人』(宇山佳佑 著)などなど。

 もちろん原作がいちばんなのですが、映像化の強みというのは作品に漂う雰囲気を視覚的に明朗にさせ、また音響効果などによって没入感を倍化させるところにあると思います。
 それがアクションならば尚のこと
 だからこそ、私は非常に楽しみなのです。

 イクサガミの実写化が!!

 4/19に、Netflixで映像化されることが発表されました。

 さてさて。
 イクサガミとは、

 『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞した今村翔吾先生による『デスゲーム × 明治時代』の歴史小説となっています。
 現在までに『イクサガミ 天』『イクサガミ 地』が上梓されており、現在のところファンは第三巻『イクサガミ 人』の刊行を待ち望んでいる次第。
 私もそのうちの一人で、歴史小説なんてそれまで読んだこともなかったのにすっかりハマっちゃっています
 なんといっても題材が馴染みやすい。
 そんでもってスピーディーなアクションが巧みな描写で紡がれており、“誰が命を落としてもおかしくない”展開が手に汗を握るのです。

 原作を追いかけるなら今ですよ!!

 で、その実写化ですが。
 主演・プロデューサー・アクションプランナーを岡田准一さんが担われるとのことで。
 私は真っ先に『ザ・ファブル』(南勝久 著)を頭に浮かべました。鑑賞したことはないのですが、アクションが凄いという印象を持っています。
 また『燃えよ剣』『関ヶ原』(ともに司馬遼太郎 著)といった時代劇作品にも出演されていることから、イクサガミの主人公、嵯峨愁二郎を演じるのはこれ以上ないくらいにピッタリなのでしょう。
 そして監督が藤井道人さん。『余命10年』という感涙作品だけでなく、それこそ岡田准一さん主演の『最後まで行く』などを手掛けられています。

 イクサガミはその作品の特性上なかなか撮影が大変だと思うのですが、いかに映像に落とし込むのだろうか……と楽しみにしているのです。
 私が一番観たいのは嵯峨愁二郎に縁ある人物たちによるアクションですね。常人離れした戦いは、きっと興奮をもたらしてくれることでしょう。
 おそらく、ですが、鑑賞中は「すげぇすげぇ」ってなってると思います。
 これからのキャスト公開も期待が膨らみます。

 配信日は当分先だと思うので、それまでに『イクサガミ 人』が刊行されたら嬉しいですね。
 ぜひとも一緒に、来る日を心待ちにしましょう。

 ここまでお読みくださりありがとうございました📚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?