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Lenovo Flex 5をLinux Native化 (part 4)

はじめに

 Lenovo Flex 5へUbuntu 21.04をインストール直後のデフォルト状態についてはpart 3で書いていますので、知りたい方はそちらを参照ください。
 ここから先ではPCのOSをUbuntuネイティブ利用した人の問題点になりそうな点や、便利な点について記載したいと思います。

【Q】日本語変換でキーボードでの変更ができない?

 VMWare上の日本語キーボードでIME起動できないトラブルになることは少ない(稀にある)のですが、英語キーの場合は顕著です。勝手な憶測ではあるのですが、デフォルトではIMEのOn/Offは「全角/半角」キーに割当られていて、キーボードを英語にしてインストールしても変更されない点にあると思っています。(個人的な事象からの勝手な推測です)

 設定変更すれば解決するケースもあるのですが、デフォルトインストールされるibusでは思った通りにはならないことが多々あるかと思います。勿論、最上段の通知バーでibus選択を変更すればできるのですがそんなマシンを日常的に使いたいと思う人は稀でしょう。

Fcitxの導入

 参考にしたのが「Ubuntu 19.10の日本語入力をfcitx-mozcにする」サイトで、要点のみ記載されているので非常に分かりやすかった。
 著者は「俺は英語キーボードの右AltをIMEのオンオフ切り替えに使うのが常なんだが、iBusはそもそもAltキーを使えない仕様」と記載。Mac OSを使っていれば分かるのですが、スペースバーを挟んで右側が「かな」キーがあり、左側は「英数」。昔のMac OSでは「かな」キーでIME開始で「英数」キーで元に戻る仕様なのです。
 私はいまだMacを使うと左側「英数」で戻す癖が抜けないので、Flex 5で左側「Alt」キーを押してしまうので少々困っているのですが、それも慣れが解決するでしょう。(笑)

 ibusで頑張るという方は、宗教の違いなので強制するようなことは致しませんが、一度見てみるのも一興かと思います。

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【Q】Fcitxの導入したけどVS Codeで入力できない!

 あぁ、それ私ですね。(笑)
 細かい原因については分かっていませんが、VS CodeはUbuntu SNAPからインストールできない(拒否される)ので、Microsoftのダウンロードサイトからダウンロードして使うことになります。
 インストール時になんとなくなのですが、アプリ側がIMEを意識しているような動きを見せます。そのため一度アンインストール後に再びインストールすることで解決しました。

 えっ?ダウンロードしたモジュールのインストール方法ですか?それは、右クリックメニューで「ソフトウェアのインストールで開く」を選択すると、自動的に「Ubuntu Software」経由でインストールされます。その場合、アンインストールするには、「Ubuntu Software」から「インストール済み」を押し対象アプリを選択し「削除」を押すことでアンインストールできます。簡単ですね。
 apt経由でインストールできる人は、そもそも言わずもがなかと。

【Q】Fcitxで右「Alt」をIMEに設定したけど、Macの名残で左「Alt」キーを押すとFirefoxメニューが出てイヤ!

 あぁ、それも私です。(笑)
 他アプリでは「Alt」キーのみで反応する設定は無い気がしますがFirefoxだけは、メニューを通常非表示化していて「Alt」キーを押すことでメニューが一時的に表示されます。
 無効化すればいいんじゃね?ってことでやりました。
 URLバー中で「about:config」を入力し警告が出ますがそのまま進み、ui.key.menu...の2つを画面のように0とfalseで無効化に。ちょっと快適ですよね。

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【Q】Nautilusファイルマネージャーで隠しファイルが見たい

 あぁ、またもや私のことですね。
 基本的に私は昔から隠されるのが嫌いな質なので、ターミナルでは「ll(ls -alのエイリアス)」コマンドを使っているし、Windowsでも隠しファイルを表示するに直ぐに変更します。VM Ware Workstation/Fusionでは、コマンドを利用することが非常に多かったのであまり気になりませんでしたが、PC本体のOSをUbuntuにするならということで、調べたら「Ctrl + h」がトグルスイッチになって切り替わる仕様。これならこれで構わない。

【Q】Ubuntuの日本語フォントが変なのがイヤ!

 Ubuntu日本語Remixから導入している方はあまり関係が無い項目です。流石にUbuntu日本語RemixではIPAフォントが入っているのですが、本家Ubuntuからインストールした方は「Noto Sans CJK Regular」なのだそうです。下記コマンドでインストールしておきましょう。

$ sudo apt install fonts-takao
$ sudo apt install fonts-ipafont fonts-ipaexfont
$ sudo fc-cache -fv
$ fc-match TakaoGothic
$ fc-match IPAGothic

【Q】日本語フォントを入れただけだと、アプリフォントとか変わらない!

 まぁそれはそうでしょう。(笑)
 「Ubuntu Software」を起動し「Gnome Tweaks」で検索してインストールします。アプリ一覧のユーティリティに「Tweaks」として入っていますので起動しフォント設定をします。

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 私の設定値です。(笑)
 倍率を0.9にすることで、フォントサイズ同様に画面全体のサイズバランスを調整しています。勿論、Flex 5(14inchディスプレイ+FHD)で妥協できる範囲に縮小しています。これ以上小さくすると、解像度の関係で文字が潰れてしまう気がしましたので。

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【Q】サイドDockのアイコンがやや大きい気がするんだけど?

 デフォルトはアイコンサイズが48になっています。個人的には32が適当な気がして縮小しています。Flex 5に限定しているのかまでは不明なのですが、縮小するとサイドDockにアイコンが消えることが多く、48では特にそんな異常な状態には遭遇しませんでした。
 で、「Dockを自動的に隠す」をOnにすると、表示時にリフレッシュされるためアイコンが消えることが無くなりました。(笑)

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