スナックの重要性(Third place)
前回、こんな記事を書きました↓
私の当面の目標は
1.今の社会保険労務士事務所を10年で次の人に渡せる事務所にすること
2.その間に知り合った社長さん達が心置きなく愚痴を言える場所を作ること
なのですが、
今日は2のことについて書いてみたいと思います。
もう随分と前のことなのですが
知り合いの社労士先生お二人(50代&60代)と食事に行って
1軒目のお店を出た後、お二人がモメはじめた。
50代先生
「僕の20年来の行きつけのお店があるから
2次会はそこに行きましょう」
60代先生
「あ、僕もあるんだよ。そこにしよう。」
50代先生
「いやいや、僕の行ってたお店は
ママが気さくな人で雰囲気が良くてね」
・・・などと、お二人で
やんややんやとどっちのお店に行くかを話し合われ
(わたしはもう帰りたい、と思っていたけど
お世話になっている偉い先生お二人だったから
静かに決着の時を待っていた)
結局、50代先生の行きつけのお店へ。
それはもう、
絵に描いたような場末のスナックで
#まず謝れ
おしゃれとは1番遠いところにあるようなお店だった。
「いらっしゃいませ〜」
カウンターから出てきたママのお姿を一目見た時わたしは
声には出せなかったけど心の中で大きな声で叫んだ。
妖怪やん!!
が!
ナマハゲが化粧したみたいなママが出てきた途端
いつもはキリリとして頼りがいのある50代先生なのに、
顔がくしゃっとなって
お母さんのところに帰ってきた
息子のようになっているではないか。
ちょっとソレ妖怪ですよ、先生。
#謝れ(2回目)
その日は、その50代先生のママのお店に行ったけど
後日、60代先生のママのところに連れて行かれて
そこにもまた妖怪がいてさ。
#謝れ(3回目)
でも、その妖怪ママ達はどちらも、
ふんふんと先生方の話を聞き
「○○ちゃん(ちゃん呼ばわり!)は
昔から優しいからねぇ〜」
と、優しくも冷たくもない
ニュートラルな感じで相槌を打つ。
多分、先生方にとって妖怪ハウ・・・じゃなくて
スナックとは
先生でもなく、夫でもなく、父親でもない自分になれる
Third placeなんだなぁと思ったのでした。
キレイな女の人と
アレコレやりたい人も多いのかもしれないけど
ソレだけが目的ではい人もいるんだなぁ、
と思ったことを覚えています。
そして、私たち社労士が関わらせていただく経営者の方々は、
孤独と言われます。
自宅を担保に借金をし、
従業員とその家族を守るため給料を払い
それでも感謝されるより怒られることの方が多い。
そんな経営者の方が、
心置きなく愚痴を言える場所を
社労士妖怪、じゃなくて
社労士ママになって、
いつか作ることができたらいいのになぁ。
そんなことを考えながら毎日がんばってます。
明日もがんばるよ。
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