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インド音楽雑記

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主に配信ライブの投げ銭用プラットフォームとして、インド音楽やラーガのあれこれを書いています。個々の記事は有料設定になっていますが、基本的に無料ですべて読めるスタイルで今後もいく予… もっと読む
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記事一覧

魔法神社

魔法神社について書こうと思った。ラノベにでも出てきそうな冗談みたいな名前の、でも確かに実…

寺原太郎
8か月前
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チャンドリカ 〜 ラーガの月光化

夜空に星は数あれど 輝く月は君ひとり (ベンガル語の詩、原典不詳うろ覚え) 月ぬ美しゃ十…

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寺原太郎
1年前
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アフガニスタンと僕

「アフガニスタンと僕」(2019.8.23 Facebook投稿 加筆転載) 菜々子ちゃん(アフガニスタン…

寺原太郎
1年前
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タンプーラの話

(有料設定になっていますが、本文は最後の1文字まで無料でお読みいただけます) 南北インド…

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寺原太郎
1年前
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ガラナ(流派)について

《ライブ情報》 ■2022/8/24(水)音や金時インド音楽ライブ「炸裂ツインタブラ‼︎」 会場:…

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寺原太郎
1年前
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チャイの話

※この記事は2022年4月3日のライブ配信の投げ銭用受け皿として書かれたものですが、単独でイン…

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寺原太郎
2年前
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閻魔大王と原初の巨人

北インド古典音楽を学ぶ時、最初に習ったラーガはヤマン(Raga Yaman)だという人も多いだろう。別に初心者向きの簡単なラーガだというわけでもないし、動きも独特(何せ上行音階でSaとPaの音をスキップするのだ。冷静に考えてかなり変わってる)なのだけれど、なぜかそういうことになっているみたいだ。 北インド古典音楽では、ラーガの音階が上行と下行とで別々に定められていることが多く、ヤマンの場合は上行5音階/下行7音階となっている。これインド音楽の用語ではアウダヴァ-サンプールナ

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2,000

シタールの神様 Pt.Nikhil Banerjeeのこと

※ このアーティクルは2021.10.14の音や金時インド音楽ライブ配信の投げ銭用プラットフォーム…

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寺原太郎
2年前
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マジュヌーンに捧ぐ

わたしたちが愛したあの友この友は、年々の葡萄から 「時」と「さだめ」が絞り出したいちばん…

寺原太郎
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インド音楽の即興と練習方法について

「数えてないんですか?」 「数えてないですよ。音楽ですもん」 先程の電話インド音楽相談室…

寺原太郎
2年前
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Barsaat 雨季のラーガ3

前項から引き続いて雨季のラーガの特集です。こちらも有料記事の体裁ですが、有料なのは投げ銭…

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寺原太郎
2年前
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Barsaat 雨季のラーガ2

前項から引き続いて雨季のラーガの特集です。こちらも有料記事の体裁ですが、有料なのは投げ銭…

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寺原太郎
2年前
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Barsaat 雨季のラーガ1

2021年6月の関東地方は、いつ梅雨が来るのかもう来たのかそれとももう来ないのか、判然としな…

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寺原太郎
2年前
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午後の4つの色

常々、素材や調理法についての知識は料理人にこそ必要なのであって、食べる人にはただただ「美味いもんを食いたい」という欲求だけをもって食卓について欲しいと思っている。そしてそれはそのまま音楽にも当てはまると思うのだけれど、その一方で、これは何が美味いのか、どう美味いのかをどうしても語りたくなってしまう自分がいる。そんな訳で今日もラーガの話をします。 インド古典音楽の演奏では、作曲された曲の代わりに、ラーガというものが即興演奏で披露される。インドには数千のラーガがあると言われ、そ

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