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マイクロフォーサーズを使う理由

二年ほど前からメインでニコンのミラーレスカメラを使っている。
その前はオリンパス(現OM SYSTEM)のミラーレス、つまりマイクロフォーサーズシステム(以下MFT)を使っていた。

Nikon Zマウントにはフルフレームセンサ(FX)とAPS-Cサイズのセンサ(DX)があって、共通のレンズを利用できるのでどちらも気に入って使っている。

もちろん、Nikon ZとMFTではレンズの共用はできないのですべて手放すことも考えたけれども、結局そのまま併用することになっている。
はっきり言って非効率だし場所も取るし家族の目も気になるところだけれど、手放さない理由をつらつらと書きたいと思う。

私のマイクロフォーサーズ
f1.2PROシリーズと40-150mm f2.8が欲しい
だがそれはNikonの領分なんだよな…


マイクロフォーサーズのメリット


MFTのセンサはNikon ZのFXセンサの四分の一の面積しかありません。
このことは当然ボディのサイズを小さくし、レンズもそのセンサの面積をカバーできればいいので小さく軽くできるということ。

画角的にはFXの半分の焦点距離と同じです。たとえばFXの600mmはMFTの300mmに相当する。
望遠になればなるほどその効果は効いてきますので、MFTは望遠に強いというのはある意味で的を射ています。
さらに、光学的には300mmなわけで、画角の割に被写界深度が深いというのもメリットといえます。

かといって広角が苦手なわけでもない。やや大きくなりますが超広角レンズもいいものがあります。
開放からパンフォーカスを得られるというのも状況によってはありがたい。

センサが小さいことで、ボディ内手ぶれ補正の効きが非常に良好である。(最近は他マウントもずいぶん良くなっているみたいですが…)

また、防塵防滴や低温時の動作にとても力を入れていることでも知られている。極限状態で使うなら他の追随を許さないレベルにあるといえる。

データが軽いとか値段が安いのもいい。

このサイズで840mm相当
手持ちも楽々


そしてデメリットも…

・ボケにくい
・高感度耐性が低い
・ダイナミックレンジが狭い
・バッテリーもちが悪い
・安っぽい
・リセールバリューが…
・ドヤれない
・マウントおじさんが来る

メリットの裏返しのことも多いね。

なかなかファームウェアアップデートしてくれない、純正ソフトがかなり使いにくいとか。悪くないんだけどね…
東京にしか拠点がないのも(T_T)

わかっていればどうということはない

これに尽きますな。
明確にストロングポイントがわかっているわけで、得意分野で頑張ってもらうというわけです。

Z 9とロクヨンで探鳥なんて嫌だし(できなくはないけれど)、散歩に行くのにNikon Zは大層である。
いや最近はℤ ƒcが散歩カメラになりつつあるけど。

山登りのときは絶対OM SYSTEMだし、人物撮るならNikonだろうし。物撮りは半々ぐらいかな。
風景はNikon 7:3 OM ぐらい?旅行は悩むなぁ。

つまりはこういうこと

なんだか生き方が下手そうなOLYMPUS(OM SYSTEM)が好きなんだよなぁ…
Nikonも同じようなニオイがする。
レンズ各リングの回転方向が真逆のこのメーカーたちを選んだ私もまた同じか。

(こだわりはわかるけど、いまどき製品名にハイフン(-)とかスペース入れたらダメなんだよなぁ…そのままハッシュタグにならないのはどう考えても不利だろうに)

OM-1とOM-1

かつてフィルムのOM-1は驚くほど小さく軽い一眼レフとして設計され、素晴らしく売れたと聞く。
ミラーレスOM-1はどうだろう。いいカメラだ。
売上はわからないけど、ブレイクスルー感は十分あったと思う。
正直、このカメラがなければ去年MFTを見限っていたかもしれないな。デジタルPEN-Fは残ったかもだけれど。

残留を決めたからにはオーエムテジタルソリューションズさんには頑張ってほしいもんである。
上場したら株買おうかしら…上場できるよね?

※ニコン株が最近いい調子でちょっとうれしい

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