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私とニコン 出会い編

前回マイクロフォーサーズへの想いを書いたので、今回はメイン機であるニコンについて、つらつらと書いてみたい。
長くなるので何回かに分けますね。

父のニコン

ぼくにも小さな頃があって、それはもうかわいい子供だった、らしい。母の言っていたことなので、話半分に。

その割に案外写真が少ないと思っていた。でも母が亡くなったときに写真を整理していたら、アルバムに貼られてないだけで結構な数があった。
男三人兄弟で弟とは二つ違いなので、アルバム担当で仕事が大好きでもあった母の手は全然足りていなかったのかなぁ、と想像したもんである。

その写真を撮っていたのがニコンなのだった。
シルバーのNikomat FTNは子供心に何だかものすごい機械だと感じていた。レンズを交換するところなんて魔法のようだったなぁ…

当時の初任給が3万円足らずだったらしいので、50mmレンズとセットで60,000円のこのカメラを父はどんな思いで買ったのだろうか。
さらにこの記事を書くにあたって写真を見返してみたのだけれど、ピンも露出も素晴らしかった。

ちょっと父を尊敬しなおしている。

ある程度大きくなってからはコンパクトなカメラに代わっていたと思うけれど、そちらの記憶はあまり残っていない。

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これはぼくが買ったもの
NIKKOR AUTO-S 55mm F1.2
このねじ込みフードは綺麗で結構レアだと思う
向かって右奥は父が持ってたのと同じ
NIKKOR AUTO-Q 135mm F2.8

先日、あのNikomatはどうなったか父に聞いてみた。
母の形見分けをしたあと、貰い手のなかった着物やアクセサリーなんかを古物商に査定してもらったと。
ところがガラクタばかりでほとんど値がつかなかったらしい。うちの親戚は目が肥えてるなぁ。

査定員もタダでは帰れないと思ったのか、目ざとくNikomatとニッコールオートレンズ数本を見つけて二千円でもって帰ったらしい…

レンズだけでも残して欲しかったなぁ。

というわけで、この記事はろくに写真がありません(T_T)
機会があれば、父が撮った昔の写真をデジタイズしてみたいと思っている

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