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惑星カレスの魔女|表紙借りしたSF小説

手に取ったきっかけ

森沢明夫さんの『プロだけが知っている小説の書き方』に、「お金がないときは古本屋で無作為に10冊買って読んだ」といったことが書かれていました。

自分で普段選ばない本に出会えて、知見が広まったとのこと。

いつも選ばない本に会えるのは面白いかも!

図書館で「読書の秋フェア」で陳列されていた本をぱっと手に取り借りてきました。

なんといっても表紙が、あの宮崎駿さん

表紙借りです。普段SFは読まないので未知との遭遇。

スペースオペラというジャンルがあるのも知らなかったけれど、SF、おもしろいかも?

あらすじ

商業宇宙船のパウサート船長は、ひとの揉め事に首を突っ込み、ついつい幼い奴隷三姉妹を助けてしまったのが運のつき。寄港先で出くわしたのが、よりによって惑星カレスから来た魔女だったとは!禁断の星と接触したせいで、恋人も故郷も失い…行き場をなくした船長は、やがては銀河系じゅうを騒動の渦に巻き込むカレスと命運をともにするはめに。ユーモア溢れるスペースオペラ。
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登場人物からの感想

※内容に触れています!



パウサート

パウサートと呼ばれたり、船長と呼ばれたり、偽名のアロンで呼ばれたり。
作中でコロコロと呼び方かわっています。
婚約者パパの力と命令で損失補填の旅に出たのに、帰ってきたら婚約者に裏切られていたなんて!
やさぐれでカレスの魔女と冒険の旅へ…
怖いもの知らずってほどではないけれど、あっさり思い切った行動をする人。
世間知らずなところのあるゴスに色々教えたり、魔女のことを教えてもらったり。

マナレットのことがあったり、惑星カレスのことがあったりだけど、宇宙の旅を彼なりに楽しんでいる、そんな作品でした。

ゴス

カレス星の魔女の次女。10歳くらい。
奴隷になっていたのを買い上げ自宅に届けたのに…ついてきた!
船長のパートナーとして宇宙津々浦々。
超能力のシーウォッシュ・ドライブを駆使してピンチの時は高速移動。

マリーン

ゴスのお姉さん。14歳くらい。
一番最初に出てきた「魔女」なので、ヒロインかと思いきや違った。
未来予知能力。

ザ・リーウィット

名前かわいい。「THE」を名前の前につけろと本人よりお達し。
8歳くらいでサイコキネシス。

セドモン6世

辺境の星のやばぁぁぁい首長かと思いきや、帝国の人間よりよっぽどいい感じの人。
損得と引き際がしっかりわかっている首長さん。
他の星からビジネスできた人たちは温かく迎え入れる体制作っている。
話のわかりそうな人。

エルデル

帝国サイドの情報員さん。
お客さんとして、パウサートの船に乗り込む。
ゴスの能力「シーウォッシュ・ドライブ」を、新しい機械によるものと考えて、色々詮索。

ヴェザーン

危険地帯に何度もいった生粋の船乗り。
現在は半分引退してたけど、なんだかんだパウサートの船に乗ってきた。

スナット

超美人&セクシーの船修理会社の人。
……その正体は、チンピラでした。
色仕掛けで近寄ってきて、返り討ちに。

マナレット

黒幕的な存在。
別次元の宇宙からきた人工知能。
もともとのオーナー的な宇宙人を凌駕し奴隷化。そのままこっちの宇宙を侵略に来た!
しかもこの存在をちゃんと把握してるのは惑星カレスの人々のみ。
だからカレスを敵対視。

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