雇用調整助成金、活用されていますか?

緊急事態宣言も解除され、最近は徐々に経済活動が再開されているというニュースが多くなりました。4・5月は、企業の経営状況が著しく悪化し経済的損失を受けた国民の補償として持続化給付金や雇用調整助成金などの給付金、助成金の報道が多くあり、行政や商工会、商工会議所、社会労務士会、弁護士会など各所で相談会が開催されていました。

2次補正予算案が採決されると雇用調整助成金の助成金の上限額の上乗せや緊急対応期間の延長などがされるものと見込まれますが、6月に入ってからは、私が相談員として所属する働き方改革支援推進センターにも雇用調整助成金の相談は以前より少なくなりました。(雇用調整助成金の制度改正待ちかもしれませんが・・・。)

業種によっては、5月末または今月から受注や生産量が減少している。6月から先の状況が見通せないといった方もたくさんいるのではないでしょうか?

また、従業員の生活保障のために休業した分の給料は支払ったけど、「雇用調整助成金の手続き方法が分からないから、申請はもういいや。」と諦めている事業主の方もいるのではないでしょうか?

雇用調整助成金の申請は複雑だというネットやテレビのコメントを見て申請を諦めている方は、是非、厚生労働省のホームページで受給要件や申請書類を確認してください。以前より、かなり書類も簡素化されています。


申請書類で準備できないものがあったりすれば、ハローワークなど相談窓口に問い合せしてください。

現時点で、雇用調整助成金の緊急対応期間は6月30日(2次補正予算案が可決されると延長の予定らしいですが・・・)までです。4月と5月で休業等された事業主の方で雇用調整助成金の活用を考えている方は準備をお忘れなく。

また、雇い入れの際には労働条件通知書を交付し、労働者名簿、賃金台帳、出勤簿の3帳簿は普段から調整するようにしましょう。
雇用調整助成金の申請で苦労されている事業主さんは、法定帳簿が調整できていないケースが多いように思います。




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