どうして求人の応募者が増えないのか

結局のところ、給料の問題では・・・?

こんにちは、ナザレです。

最近の世の中は、人手不足が蔓延していると問題になっています。
世の中にある仕事よりも、人の方が少ないということでしょう。

高校生や大学生の就職活動も、以前に比べたら楽になっているようです。
そうはいっても全員が自分の希望通りの職に就けるわけではありません。
人気のある会社というものは依然として存在しているようです。
学生の就活は、仕事内容というよりは、どの会社に入るかということの方が大事のようですね。

まぁ、その辺の話は別の機会にするとして。
巷では、人手不足だと言われているが、実際のところどうなのでしょうか。

飲食店などは、なかなか応募がないようです。
私の顧問先のお店でも、人が来ないと嘆いていました。
飲食店は、人間が注文をとり、人間が料理を作って、人間が運ぶ、そして人間が支払対応をします。
要は、人間が介在する余地が多いということです。
こういう業種は、人がいないと始まらないという感じはします。

しかし、全国チェーンのお店なんかは、わりと人が集まっているようです。
コンプライアンスも比較的しっかりしてますし、大企業だから潰れにくい。
待遇も悪くないし、福利厚生もそれなりにある。
こういう条件がそろっていると、人は集まりやすいでしょう。

今、述べたことをもう一度整理して考えてみると、結局のところ、待遇の良し悪しが重要ではないかと思ってしまう。
待遇とはつまり、給料のことです。

以前、こんな募集もありました。
バイト2000人募集、時給は1300円。
1日程度で2000人応募があったそうです。

専門職でもない普通のバイトで時給1300円も出すのであれば、そりゃ応募も殺到するでしょうね。

これを見ても、結局は時給の高さが魅力的だったのではないかと考えられます。
私の住んでる千葉の最低賃金は、895円です。
zozoのバイトに比べると400円くらい差がある。
しかも、千葉でも田舎の方に行くと、大手チェーン店でもない限り、基本的に最低賃金からのスタートとなる。
だったら、zozoの方がいいって感じですよね。

採用の現場では、働きやすさが結構重要になってくるかのような感覚があったが、結局一番大事なのは給料か!という気がしてきています。

最近私が思うのは、会社にとって「やるべきこと」と「やらなくていいこと」を区別した方がいいのではないか、ということがあります。

例えば、ボーナスというものがありますが、これは法律で定められたものではありません。なので、別に払わなくてもいいのです。
でも、残業代は法律で払うことが義務付けられています。絶対に払わなければなりません。

しかしながら、ボーナスを払って、残業代を払わない会社というものも存在します。
これは、会社にとって「やるべきこと」と「やらなくていいこと」の区別がついてない状態といえます。

また、退職金も同様ですね。
退職金の支払いは法的な義務ではありませんが、やっている中小企業は意外に多くあります。
ですが、給料は少ないのです。
そもそも、終身雇用も崩壊した現代で、終身雇用を前提とした退職金というものは必要ないと考えます。
新卒で入って定年退職する人なんて、ほとんどいなくなるはずです。
それだったら、退職金を積み立てるかわりに従業員の給料を増やしたほうが、よっぽど喜ばれると思います。

大事なのは、給料です。
給料を手厚くして、その分不要な福利厚生や経費は削減する。
従業員は手厚い給料で、将来に備えて自分で貯金なり投資なりして資産形成をすればいいのです。
会社が退職金を積み立てる必要はないのです。

給料を上げれば、それにつられて採用の応募者も増えるでしょう。
まずは応募してもらわないと話になりません。
そのためにも、給料の増加を検討してみてはいかがでしょうか。



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