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🟧報酬改定🟧生活介護と施設入所支援で定員区分の見直しがあります❗【20人単位⇒10人単位】

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35464.html

定員区分の変更が検討されていますが、生活介護と施設入所支援では、目的自体が異なりそうです。

生活介護

現行:「~20,21~40,41~60、61~80、81~」

検討案:10人単位


施設入所支援

現行:「~20,21~40,41~60、61~80、81~」

検討案:「~40、41~50、51~60、61~70、71~80、81~」


生活介護では、区分の間を少なくすることで、地域のニーズに応じた定員にできるようにすることが目的です。

現在の単価では例えば区分6だと定員20人以下で基本報酬は1288単位、21~40人で1147単位と10%以上減ることになります。

また、人員配置体制加算だと約20%減、常勤看護職員等配置加算だと30%減と1~2人の定員増だと給付費がマイナスになることも考えられます。

10人単位の報酬にすることで、このあたりの改善もなされるかもしれません。

個人的には5人単位でも良いんじゃないかと思うぐらいですけど。


施設入所支援では、特に定員数の多い障がい者支援施設に対する「定員を減らす」というメッセージですね。

厚生労働省の第7期障害福祉計画(令和6~8年度)の概略をみると

・地域移行者数:令和4年度末施設入所者数の6%以上削減

施設入所者数:令和4年度末の5%以上削減

となっています。

ちなみに第6期計画では施設入所者数は令和元年度末比1.6%以上削減でしたので、3倍以上の目標数値。

本当に長期的に見た場合に問題ないのか不安になる目標数値にも思えます。。。


個人的には、定員区分を細かくすること自体は大賛成です。

もっと弾力的に定員を設定できるようにして、社会資源を有効活用すべきですし。

「定員がいっぱいなので希望の事業所に入所できない」なんてことは可能な限り避けたいところですね。

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