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🟧報酬改定🟧施設入所支援の論点まとめ

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35464.html


今回は施設入所支援(障がい者支援施設)の論点についてです。

論点1 地域移行を推進するための取組について


①地域移行に向けた動機付け支援(例えば、グループホームの見学や食事利用等)を行った場合の評価などになりますが、こちらは現行の加算取得率が低いので、もっと算定しやすくして地域移行のきっかけにしようということですね。

ちなみに地域移行体験宿泊支援加算はR4.12月は取得0件という・・・。

②「地域移行+定員減」で新加算ということだそうです。もともと定員減を予定している施設以外で利用されるのだろうか?という疑問も出ますね。

③定員10人刻み。こちらは先日投稿したとおりです。

論点2 医療的ケアが必要な者等の受入体制の充実について

①夜間看護体制加算の算定は現在4.8%。配置人数によらない一律の加算の見直しということですが、看護職員を延べ2人以上配置している事業所が約14%ということですので、生活介護のようにⅠ、Ⅱのような複数人配置した場合の評価が追加されるのでしょうか。

②施設職員の送迎による通院の支援についての対応の検討ですが、送迎加算のようなものができるのでしょうか?それとも医療機関連携加算みたいなものでしょうか?

論点3 障害福祉分野における介護ロボットの活用による加算要件の緩和について


①見守り機器を導入については、介護保険サービスの令和3年度報酬改定と同様の内容になりそうです。令和4年度障害者総合福祉推進事業「障害福祉サービス事業所等におけるICT/ロボット等導入による生産性向上効果検証」の結果から効果も確認されているようです。

論点4 障害者支援施設における悪性腫瘍患者への医療提供体制について

①末期の悪性腫瘍である場合の医療提供体制についてですが、訪問医療などとの連携が課題になっているようです。障がい者支援施設に嘱託医が配置されているからと言って、対応は難しい。じゃあどうするかですが、特別養護老人ホームの入所者と同様に在宅患者訪問診療料等の特例算定を認める方向になりそうですね。

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グループホームなどの整備が進んだことで、障がいを抱える方々が地域で生活するための環境はこの10年で全く異なり、その機会は拡大しています。

もし自分が入所者なら、やっぱり地域に移りたいと思うんだろうな。

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