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職場環境を整えるのに前提となること

働いて賃金を得て生活を成り立たせる、
この当たり前の行動を阻害する1つが、
職場に蔓延るハラスメント。
阻害要因の1つとは言いましたが、
これが全てなのかもしれません。

ハラスメントが無い職場は、働く仲間相互に「気づき」があり
安全で健康な環境が整うはずだからです。

この問題に取り組む社労士として私が常に意識するのが
「憲法13条」に謳われる「ひとの尊厳」です。
諸先輩方から多くの学びの機会を得て、このことに
気づかせていただきました。

憲法の条文は抽象的表現でイメージすることが難しいですが、
英語が苦手な私が英訳サイトで1文目を翻訳してみると、
深い意味が見いだせました。

尊重:respect               個人:individuals

尊重とは相手の立場で(re)見る(spect)こと
自分本意ではなく相手の立場・目線で物事の判断を行う
ということを意味することで、
個人とは、分断、分割(divide)することができない(in)存在である
ということ意味しています。
しかるに、人は他者との繋がりの中で生きて成長するものです。

後段にある「幸福追求」とは具体的にどういう意味なのか、
尊敬する先輩社労士からは「人が成長を希求し続けること」
と教えられました。
人間の存在価値は、人生の中で自分の役割を通じ使命を果たすことで
自分の存在価値を感じ、生き甲斐を感じます。
使命を果たすことができることに感謝する、
この循環が「シアワセトハ」と問われた時の回答であると思います。

職場のハラスメントだけでなく、
・新卒がすぐ辞める、
・再雇用者が年金受給で働き損に感じる、
そういった社会の課題に対してもこの条文の根底にある考えを
働く仲間にわかりやすく伝えることが私自身の使命である、
と捉えています。


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