実録ブリジットジョーンズ
え、いやだぁ。
そんな事、真横にイケメンがいるから言えないわ。
と言って電話を置く正に恋に恋しているアメリカ女はバーにいた。
彼女の目の前には、恋と恋愛のバイブル小説。
電話を途中で遮り、横の男にすかさず言う。
ごみぇん、友達が煩いからあなたの事話しちゃった。
え、別にいいよ。とその男。
軍人みたいな風貌の普通の男である。
電話が終わるや否や
あーあ、お腹すいちゃった。
と独り言。既に充分太い。
そして続ける。
姪がねー、友達がねー。
どうでもいい他愛も無い話だ。
そして仕掛ける。
友達が、フィアンセとの関係で悩んでてぇ、もう困っちゃう。そうそうココではどのメニューがオススメ?
グイグイ行く。
思い出した。モンキーターンに出て来る、あの小太りの女性である。
⬆︎狙いを定める直前。痩せたらカワイイのに
すると不思議なもので1人で飲んでいたその男も満更では無い顔になる。
積極的である事、この上無い。
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