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夢日記さえ ままならない

私の睡眠時間は1日9時間だが、それを超える日も多々ある。

同居人から見た私は、飽きもせず惰眠を貪り続けるだらしのない人に映っているだろう。
まぁ、自分でもそう思うし、思うとかじゃなくて実際そうだし。

1日6時間睡眠を続けている同居人を見て、ただ寝てるだけの人から、創作のために睡眠を取る人、という大義名分を振りかざすために夢日記を書こうと思い立った。

夢日記を書くために参考にしたのは、小指さんの「夢の本」。
本の巻末には夢の見方とその記し方が書いてある。

夢の記録方法は、「前日からの準備」から始まる。
この前日からの準備というのが何よりも大事だそうで、私は夕飯時から質の良い夢を意識した以下の行動をとった。

・晩酌時の酒量を減らす
・脂っぽいものを控える
・ゆっくりとお風呂に入る
・お香なんかも焚いてみる

(現を健全な心身で過ごすためにやるものだと思っていた丁寧な暮らしをここで実現する。)

万全のコンディションで布団に入り、そして羊も呆れるぐらいあっという間に眠りに落ちた。

夢を見た。それはもう、たんと見た。
起きて、夢の内容を記そうとするが、手を動かすことができない。

目は確かに覚めている。夢を反芻することもできている。
ただ、指が動かない。

昨晩はあんなにやる気に満ち満ちていたのに、スマホの電源を付けることすら七面倒くさい。

夢を、夢を書かなくちゃ。忘れる前に、、と思っている間にまた眠りに落ちた。

そして目が覚め、また本文7行目に戻る。


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