四角い電柱 -「違う!」のメディア

【🇯🇵≠🇹🇭? 「違う!」って、おもしろい】 四角い電柱は、日本とタイで見つけた様々な違い…

四角い電柱 -「違う!」のメディア

【🇯🇵≠🇹🇭? 「違う!」って、おもしろい】 四角い電柱は、日本とタイで見つけた様々な違いを紹介するマガジンです。 違いの底にある理由、それは旅行誌では伝わらない、お互いの国の深いところ。世界を楽しむための「違う!」を一つずつ探していこう。

最近の記事

「だがしかしどうしても、あの店が、氷の入ったビールが、懐かしい」

 初めてその店に入ったのは、私のバンコクライフが始まって二週間ほど経った頃だっただろうか。主に学生が集うその飲み屋には、タイミュージックの生演奏が響く。もちろんバンドマンたちも学生だ。薄暗い店内には机と椅子が所狭しと並べられ、古びた扇風機がくるくるとまわる。いい雰囲気だ。  タイで酒と言ったら瓶ビールが主流だ。Chang、Shingha、Leo。メジャーな銘柄はこの三種類だが、お気に入りはChangだ。のどごし重視のさっぱりとしたピルスナー。どれも日本のビールとは全く違った

    • 「タイの電柱は四角い、一方日本の電柱は丸い。」

       「タイの電柱は四角い、一方日本の電柱は丸い。」  長かったタイでの留学生活で学んだことは、これっぽっちである。そしてこのマガジンを通じて言いたいこともこれだけ、以上である。  タイのバンコク、留学生として僕は暑い東南アジアにやってきた。大学2年生の後期、「熱帯水産養殖を学びたいです!」と面接官に堂々と告げたからには、マジメに勉学に励まねばならない。奨学金も貰っている。帰国後「タイで何を学びましたか?」なんて聞かれれば、何時間でも喋ってやるのだ。「これっぽっちしか学ん

    「だがしかしどうしても、あの店が、氷の入ったビールが、懐かしい」