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20年間のゲームというセラピー

小学生の頃からゲーム大好きだった私は学校から帰宅したらおやつよりもPCの電源をつけることが先だったほど、上手くはないのですがゲームにはハマっていたゲーム好きでした。20年以上経っている今もゲームをやっているのですが、個人的なゲームの思い出を振り返りながら私のゲームがもたらすセラピー的な部分を考えてみました。

高機能おもちゃ化したPCという経緯

Windows 98が登場し、その頃子供にキーボード打ちを教えるPC塾が盛況だったので教育熱心な両親のお陰でやっと9x9を覚えたばかりの小学校1年生ながらPCに触れキーボード打ちを身につけることができました。という訳で、私の場合のゲームの思い出は90年代の頃から20年以上続いているものになります。

1990年代

我が家にも家庭用Windows98のパソコンが置かれ、父のお願いした手書き文書をMS Word的なソフト(ハンコム社のハングル)に打ち込むというお手伝いをしたり、夏休みの宿題に新聞を作ったりしたのは親の期待通りかなり実用的でしたが、親戚や近所のお兄ちゃんたちが遊びに来てパソコンの高機能のおもちゃという第2の使い道を知ってしまったのが私のゲーム人生始まりでした。(ニンテンドーのゲームボイ、ポケモンなどのコンソールゲームが流行っていたのですがうちにはなかったです)

生まれて初めて体験した家庭用カラーPCゲームはライオンキングでした。キーボード打ち練習で使っていたソフトもゲームといえばゲームですが…。

その後、PCで遊べるゲームはそれだけではなく色々なものがあると、また度々親戚のお兄ちゃんたちや近所のお兄ちゃんたちが持ってきたゲームCDで知ってしまうことになりました。当時流行っていたゲームのトレンドと言えば、日本のSEGAから出ているアクションゲーム(ソニック、アラジンゲーム、ライオンキングなど)や宇宙をモチーフにしているゲーム(Pinball、Space invader的なシューテインングゲームなど)が多かった気がします。今のiphone proよりも低いメモリのPCが宇宙に発射されたり、ゲームで活躍していたミレニアムのターニングポイントだったあの頃って懐かしいですね。

Y2K (2000年代)

2000年代に入ってからはインターネットが我が家でも使えるようになってからはインターネットの使い方、検索の仕方は誰も教えてくれていたかったので、Internet explorerのアドレスの部分にpokemonとかpikachuとか.comを入れてみたりしていました。Yahoo!というポータルを知ってからはFlashゲームをしていたのですが、そのうち何も知らないまま外国の成人用サイトで未成年不可のゲーム(自分的には女性に洋服を履かせる着せ替えゲームと思っていたのだが、その逆で脱がせるゲームだった…)をやっていることが親の視野に入り、無実ながらしばらくゲームを禁止されていたこともありました。

小学校高学年になってからは主にBlizzard社のStarcraft、Nexon社のクレージアーケード、カートライダーが流行り、夕ご飯を食べた後にクラスメートの子達と担任の先生とカート競争のゲームをやって遊んでいました。

中学校に入るとお小遣いの金額も増えPSPというソニーのコンソールゲームを買って遊んだり、プレーするジャンルのゲームも多くなりました。外国人の私が日本への留学を決めたのもこうしたゲームの影響が大きかったのですが、こんな機械とソフトを作る人たちってどんな勉強をしていたんだろうと気になって理系に進学したというのもあります。

2010年代

大学に入ってからはPS3、PS4を買って徹夜ながらゲームをしていたのですが、30代になった今では大学生のように徹夜でゲームをするというのはないですが(体力的に難しくなり睡眠の方が大事)、週末ゲームをすることは結構あります。

現代人にとってのゲームというセラピー

2020年代の今、ほとんどの場合のゲームをするモチベーションはトロフィー獲得での達成感を得るためだったりします。そのため、どうぶつの森や終わりのないゲームよりも、ストーリーがあって終わりのあるゲームの方が好きなのですが、私はこれを現代人にとってのセラピーと言います。

私はSteamというゲームプラットフォームのアプリを使ってゲームを購入しプレーしていて、
・小さな積み重ねを見える化してくれる
・数時間内に成長と達成感を味わえる
・ゲーム内のグラフィックを楽しみながら旅行気分を味わえる
・悩み事の思考を停止させ、苦しい時間を早送りする (e.g. ダイエット)
というので集中をゲームにそらすことでの陣痛作用はかなり好きな効果です。

アリス・イン・ワンダーランドのワンダーランド

童話のアリス・イン・ワンダーランドでは主人公のアリスが夢の中で妙な世界を探検する話が描かれていますが、ゲーム、メタバースの世界ってこの夢のワンダーランドと類するようなものだと考えます。それは
・架空の創造物
・虚無、現実ではない
という部分で、メタバースがもっと広がるとこういう第2の世界で仮想的なものにもっと目を逸らしたい人も多くいると思います。ですがあくまでこれは仮想的なもの。人生で必ず起こるだろう失敗ってできればこういう仮想的な世界で多くできることが理想で、究極的には夢の中で第2の人生を経験するというの部分を人為的にコントロールできるようになると人生の睡眠で失われる30%の時間をより効果的に生きられるということにもなるのかと思いました。

人生という一人称ゲームって簡単ではないですが、無事にクリアできるようにゲームというセラピーが終わったら現実に戻り、またベストを尽くしたいと思います。




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