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【#2】 不登校だったのに...。

こんにちは、SQooL広報部note係のRyuです。

SQooL開発の大きな一歩となった地球博士になる1ヶ月プログラム。

このプログラムに参加してくれた小学2年生 (2024年2月)A君の保護者様のインタビューの内容を記事にしてお届けします。

SQooLとは?
経産省が社会課題を解決する若者の育成を目的としたゼロイチに所属していた渡邊 (KiKi)を開発の中心とした子供同士・親同士が知的好奇心で繋がれることを目的とした学校。ゼロイチファイナルピッチにて、オーディエンス賞受賞。

地球博士になる1ヶ月プログラムとは?
「サーベルタイガーってどんな生活していたんだろう?」「ありってどうやって巣の場所を覚えてるんだろう?」私たちが住むこの地球にはハテナがいっぱい。1ヶ月間、生物博士のメンターと一緒に地球のハテナを解明するSQooLの原点となったプログラム。

何かの障害があるんじゃないかと思って...。


「妻が『ギフテッド』について、X (旧Twitter)で色々な方々の情報をみていた時でした。たまたま出ていたプログラムの案内を見つけて、受けさせた方がいいんじゃない?と提案して、応募しました」

とA君のお父様。

「それこそ『ギフテッド』という言葉にうちの子が当てはまると思っていなかったんです。不登校になったのが、2年生の頭ごろで、なんかの障害があるんじゃないかと思って色々な検査を受けたら、言語能力が高くてそれ以外が普通ぐらいだったんです。」

『ギフテッド』という言葉と結びついたのは、お母様がネットの記事をみて、これAとそっくりだということに気づいたからだそう。

ギフテッドというと、目を見張るほどの才能を持った人々と思うかもしれないが、そうでない場合もあるというのが事実だと、改めて知ることになりました。

例えば、
難しい言葉や考えをたくさん知っているのに、
それを書いて表現することが難しい。

板書も苦手、頭ではわかっているのに。そんなギャップが苦しくて癇癪を起こすこともしばしば、というかしょっちゅう。

A君もその1人なのだと思います。

そして、そんな苦しさを抱えているのは子供だけでなく、親や周囲の人も同じかもしれません。この記事を書きながら、読者の中にも過去そうだった方がいるのかもと思いました。

あの時、久しぶりに鉛筆を持った


「小学1年生の時、漢字練習があったのですが、そこで全部赤字で直され続けたんですね。それから、段々勉強が嫌になって、学校にも行かなくなりました。」

と、A君の苦悩の部分を伝えてくれたお父様。

今回のプログラムでは
気になった動物を付箋に書いて机の上に貼っていきました。

事前アンケートで
書字の苦手意識を知っていたのでPCなどの持ち込みもOKでした。

しかし、書字に挑戦してくれたAくん。まさか、それが久しぶりに鉛筆を持ったとは私たちは知る由もありませんでした。

A君のお父様
「それからしっかり調べるようになりました」

KiKi 
「このプログラムに参加しようと思ったということは、A君に対して周りとは違うな、という違和感を覚えていたと思うのですが、そのきっかけや時期を教えていただけますか?」

A君のお父様
「Aには、6歳上の長男がいるのですが、同じレベルで一生懸命、会話していたんです。それが最初の気づきでした。会話の中で、すごく難しい言葉を使っていたので、どこで覚えているのかなと思ったら、YouTube等の字幕機能を使って動画をみて覚えていたんです。長男は難しい言葉を使わないのに、この子だけはよく使うなと思っていました。」

そのほかにも、A君のお父様は、幼稚園の頃に字を書くことや絵を描くことを嫌ってやらなかったということを教えてくれました。
きっと、こういうところも周りから見ると目立ってしまうところなのかもしれません。

再び外の世界へ。


「今まで、何回か学校に対応をお願いしてみたのですが、断られてきました。しかし、ガチャで終わらせてはいけないと思い、今では週1~2ぐらいに、自宅まで先生がきてくださいます。」

昨年の頭から不登校だったAくん。
しかし、お父様は、力強く教えてくれました。

A君は、今まで必要以上にお母様と話さなかったそうです。
それが今では、公園に一緒に遊びに行くほどの関係になったそうです。

今回のプログラムで私たちが意識していたことは
何よりも楽しむことでした。
楽しむことがもたらす変化を、この言葉を聞いてひしひしと感じることになりました。

インタビューが終わり、後日、お父様からこんな連絡をいただきました。

本当にもりっこさんには感謝しかありません。
もりっこさんのAへの接し方を目の当たりにして妻は感銘を受けてました。
そのことで妻はAの話を一生懸命聞くように心がけるようになったようです。また、Aももりっこさんと接して自信が出てきたようで、本日なんと別室登校をして給食を食べてきました。
もりっこさんと出会えて良い方向に進んでいるように感じています。
1ヶ月間本当にありがとうございました。

私たち大人からすると
1ヶ月という時間はわずかなように感じてしまいます。
しかし、それでも猛スピードで進んでいく彼・彼女らに私たちも一緒に走っていこうと思えました。
次回も参加者様のインタビューをお届けします。

感想・ご意見などいつでも承ります。
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admin@sqooledu.com

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