感性を捨てるな

毎日毎日同じことの繰り返しで目新しいことは特にない
心が動いたことなんて、特にない

そういう人生も私は素敵だと思う
同じことを繰り返して同じ日々を過ごすことが、精神的に安定する人がいることも知っている

きっとそんな人が大半なのだと思う

でもあえて言わせて欲しい
感性を捨ててはならないと

物事には多数派と少数派がいるのは世の常である

何が面白いんだと言われることもあるし、そんなことで笑えるなんて人生幸せだね、と遠回しに嫌味を言われることもある、なんでそんなことで泣けるの、なんて言われたりすることもある

揶揄されてバカにされてネガティブな言葉を浴びせかけられることもある

でも大人になれば経験が、知識が人を形成する

人には人の道がある
あなたにはあなたの道が、私には私の道がある

豊かな人間になるために必要不可欠なものは何？と問われたら私は間違いなく感性、と答えるであろう

美術館で絵画を見て美しいと溜息を零す、凄惨な事件のニュースを見て涙する、夕日を見て憂う

そんな感性を、私はなくしたくないと思う
なくしてはいけないと、思う

今の世の中、流行病の影響でまともに他人の顔すらしっかりと見たことがなかったりコミュニケーションも薄くなってしまっていたであろう

昔に比べて生きにくい世の中にもなってきている
今後さらにそれは加速していくであろう

色んなものを押し殺して生きていかねばならない世の中になっていく、そんな社会に飲まれないためにもやはり心だけは、感性だけは守り抜いて欲しい

常に成長させていってほしい

今はきっとわからないけど、その感性がいつかあなたを大きく支えるものになる

私はそう思う