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社員紹介#3~東北大発スタートアップの創出支援に秘められた思いに迫る~


こんにちは。MAKOTOキャピタル インターンの織田です。

そろそろ梅雨も明け、夏本番となりました。

今回は、社員紹介第3弾で大学発ベンチャー創生支援担当小山田さんを紹介したいと思います。

▶第1弾 代表取締役 コンサルティング担当    福留
▶第2弾 ファンドレイズ・投資・ハンズオン担当  下里


小山田さんのバックグラウンド、普段の業務内容、また、どんな想いを持って仕事に取り組んでいるのか、について聞いてみました。


ー自己紹介

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MAKOTOキャピタル 大学発ベンチャー創生支援担当
小山田 有裕(おやまだ ありひろ)
仙台市出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。国内大手金融機関を経て2017年5月に(一社)MAKOTOに参画。主に大学発ベンチャー創出業務を担当し、東北大学では、学内アクセラレーションプログラムの東北大学『ゼロイチ』ゼミ、東北大学『アクセラ』ゼミ、学生の挑戦的技術プロジェクトを支援する「Early Work Program」等を創設し運営。年間300件以上の学生や教員の起業相談に対応。


- まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

小山田:MAKOTOキャピタルで大学発ベンチャー創出支援担当をしてます、小山田 有裕(おやまだ ありひろ)です。 2017年よりMAKOTOグループに参画し、5年目となります。最初の1年間はファンド事業を担当し、2年目以降は大学発のベンチャー創出支援に関わっています。よろしくお願いします。


-大学発ベンチャー創出支援について

- ありがとうございます。早速ですが、小山田さんがされている大学発ベンチャー創出支援の業務についてもう少し詳しく教えていただけますか?


小山田:主に東北地方の大学と連携し、大学発ベンチャーの創出育成事業を行っています。研究シーズの事業化支援だけでなく、学生の起業相談やその活動の支援も行い、学内の起業文化の形成にも取り組んでいます。

分かりやすくいうと、大きく2つの役割があります。

1つは、新しいことに挑戦する学生や教員に対する事業アイデアの立上げ支援です。主にプレシード期・シード期で0→1の大学発ベンチャーの事業立ち上げ、アクセラレーションなどを行っています。
少しずつですが、実績が出始めていまして、昨年度は東北大学から3名の学生起業家が生まれました。

また、アイデアやシーズを持つ学生や教員とのタッチポイントを増やすために東北大学でイベントを企画・運営しています。具体的には、年に10回程度開催している「東北大学スタートアップカフェ」、アイデアソン・ハッカソンなどの各種インキュベーションプログラム、ビジネスコンテストなどがあります。

もう1つは、大学内の起業家育成プラットフォーム作りです。スタートアップ企業として社会で活躍していくことは、1人では決して成し遂げれません。そこで、野心のある学生、研究者、スタートアップ業界の第一線で活躍中のOB・OG、VCの間で幅広いアントレプレナーコミュニティの形成に注力しています。
起業関心層のコミュニティ形成により、学生・教員間でお互いに刺激を与え合い、切磋琢磨してゆくことで、中核にいる誰かが突破口を開きロールモデルを作って行く、そんな環境を大学内に生み出せるよう企てています。


-支援している学生起業家の例と支援の思い

- 学内イベントやプログラムを通じて学生が持つアントレプレナー精神を掘り起こし、その後も伴走していけるのは楽しそうですね。
現在、小山田さんが支援されている学生起業家にはどのような人(団体)がいますか?


小山田:そうですね、現在進行形ですと『輝翠TECH』というチームを支援しています。
宇宙ロボット研究者である代表のタミル・ブルームさん(東北大・博士課程学生)からゼロから起業相談を受けたのがきっかけです。「自然が好き」という彼の想いから、東北地方の農業分野における課題に着目し、AI技術とロボット技術を取り入れた新たな農業方法に取り組んでいます。彼等との1on1のメンタリングを重ね、県内外のりんご農家のヒアリングで必要とされる機能やこれまでの大手農機具メーカーが解決出来ていない点を確認して開発構想を進めた結果、昨年開かれた東北の起業家支援イベントTGAではNEDO賞やKDDI賞を受賞することができました。現在は、リンゴを自動で収穫し、病害虫やりんごの樹勢など農園全体の把握をAIで行い、データ分析のできる機械のプロトタイプを作成中です。

団体を構成する多国籍のメンバーに加え、宇宙工学の研究における高い技術力を持つ『輝翠TECH』は、国内の1次産業で活躍する可能性を多分に持っていると思います。そして何より、事業・システム開発を彼らが楽しんでしていることが一番の強みかもしれません。

- 起業関心のある学生・教員とはどのような意識で伴走している付き合っている)のですか?

小山田:今年、東北大学で「Early Work Program」という学生の技術系プロジェクトを応援するプログラムを東北大学スタッフと共に開始しました。このプログラムには、大学はやはり知的好奇心に基づいて自由に探究する場でありつづけてほしいという願いが込められています。大学は様々な制約はあれど知的好奇心に基づいて「もっとこういうものを作れたら世の中をびっくりさせられるのに」と心から思えるプロジェクトをできる限り支援したいという意識を持っていると思いますが、それは私も同じです。学生、教員に関わらず、そのような人に対して社会実装のためのルートを提案・誘導し、伴走を試みています。
自分が出来ないことを成し遂げられる人に対して、自分が支援することで社会に役立たせることができる、これは私の大きなやりがいとなっています。


- 今後の展望

- 東北地方における起業環境について何か感じられている事はありますか?


小山田:私が現在担当している東北大学では、2020年に「スタートアップ・ユニバーシティ宣言」を打ち出しました。起業家輩出のための大学の支援活動としては、国内でトップレベルだと思います。東北地方には、社会に役立つような高いポテンシャルを多大に秘めていると思ってます。新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインでのコミュニケーションが当たり前になった近年、個々人の支援だけでなく、広い東北に散りばめられているシーズを組み合わせ、東北一体となってスタートアップ分野を盛り上げていきたいと思っています。


- 最後に小山田さんが持つ、今後の抱負について教えてください。

小山田:既存の何かをコピーして生み出すことに関心はありません。車輪の再発明を避けながら、先人の知見を最適に組み合わて新しい価値を生み出してたいと考えています。そういう意味では、強烈なオリジナリティやアイデンティティを持つ、大学、研究者、起業家と、ワクワクすることをやっていきたいです。

大学文脈で言えば、研究とビジネスが当たり前に相互に行き来する社会を創り出したい。東北の大学にはそれを創る力とポテンシャルがあると信じています。東北に立脚したVCとして、2児の父親として、「志」や東北のアイデンティティを語り、自信を持って語れる東北を次世代に渡せるようにしたいと考えています。


ープライベートに迫る<おまけ>

ここからは少し、小山田さんの休みの日の過ごし方や趣味などを紹介していこうと思います!


- 小山田さんの趣味は何ですか?

小山田:数年前から自宅の庭で始めた家庭菜園が最近の趣味になっています。2児と共に、野菜やハーブをはじめブルーベリーを栽培しています。多種の野菜が育つ庭は、大半を種から育てたこともあり、見ていて飽きないですね。ブルーベリー栽培では、半自動で水やりができるような配管を工夫しました、収穫時期が来年以降なのでその時期が楽しみですね(笑)

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- 特技は何ですか?

小山田:高校時代の話にはなりますが、部活動でラグビーをしていた時に、私のタックルが相手の足元を刈るようにタックルしていたため「かみそりタックル」と名付けられていました(笑)当時、身体が小さかったことから、自分より大きな相手をどのように対処するか真剣に考えた結果、そのような技が生まれました(笑)

相手のweak point を狙い、ピンポイントで強度を高くして狙います。観察を通じて小さなチームがどうやって大きい組織に勝つつためのランチェスター戦略に通じていると思いますが、こうした実体験からなのか、小さな者が大きな強者に挑むというストーリーがとても好きです。

- ありがとうございました!


MAKOTOキャピタルは、東北地方に根付いたプロフェッショナル集団として、努力し、東北地方の企業様事業のお手伝いをさせて頂きますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

起業相談に限らず、大学事業や東北のこと、ご気軽にご連絡下さい!


【問合せ先】
キャピタル宛て:capital@※
小山田宛て:a.oyamada@※ (※はmkto.org)
または、小山田のFacebookページ : https://www.facebook.com/ari.oyamada

担当:織田
2021年7月16日
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