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OTOMO(オトモ)って知ってる?アプリ開発担当者インタビュー

SPOOX OTOMOをご存知ですか?


動画配信サービス「SPOOX(スプークス)」
スポーツや映画、ドラマにアニメなど様々なジャンルのコンテンツをお届けしているSPOOX。そんなSPOOXをもっと楽しむためのアプリ「SPOOX OTOMO(スプークスオトモ)」が今年3月にリリースされました。


今回は、SPOOX OTOMOを企画・開発を担当している社員2名にインタビュー。
アプリの誕生秘話や大変だったところ、おすすめ機能もうかがってみました。
最後には編集部も2人でOTOMOしてみた様子も。
ぜひお楽しみください。


開発者インタビュー!

今回お話を伺ったのはこちらの2人!

Kさん(写真左)
配信事業部・入社7年目
好きなエンタメコンテンツはハロプロと国内ドラマ。今クール一押しは「ハヤブサ消防団」。

Cさん(写真右)
配信事業部
今年の6月にSPOOX関連の開発担当として入社したばかり。
好きなエンタメコンテンツは洋画(最近見た「ある男」がよかった!)とNBA。


――改めて、「SPOOX OTOMO(以下、OTOMO)」とはどのようなアプリでしょうか?

Kさん:OTOMOは、もともとコンテンツファンの人たちにもっとSPOOXを楽しんでもらいたいと思ってできたアプリで、ネーミングも「“お友達”と一緒に楽しむSPOOXの“お供”アプリ」というのをコンセプトにしています。

なので、お友達と一緒に見ることの価値を高めるために、コメント機能だったり、チャット機能だったり、ウォッチパーティー機能を付けています。

――OTOMOの開発にあたり、お2人のそれぞれの役割は?

Kさん:もともとは私単独のプロジェクトとして、企画から開発を基本的には一人で行っていました。
ただ、どんどん機能を追加していくにあたって、やっぱりメンバーの追加も必要になって6月からCさんに開発に加わっていただいて。
どちらかというと、Cさんは開発の進行の担当をしていて、私の方はもっとビジネス側や販促の部分、プロモーションのところを担当する役割分担になっています。

――単独のプロジェクトだったとお話がありましたが、改めて企画に至った経緯や、その中で大変だったことなどを教えてください。

Kさん:まず、このアプリの着想に関しては、企画化サポートのワークショップが社内であって、それの企画のひとつだったんですよね。その時に提示した私の中の1つの仮説があって。

――仮説。

Kさん:はい。今の時代「一億総ヲタ活社会」と言われたり、みんなが推しを持っているといっても過言ではない中で、コロナ渦真っ只中だった当時、友達と一緒にヲタ活をして「ライブよかったよね」って語りながら駅までの道のりを歩くっていう経験が失われているなと感じていて。

あったとしてもライブ配信を見る前後にTwitter(現・X)でハッシュタグとかで検索して、「あ、自分の推しが褒められてる」とか「私が感動しているところはみんなも感動してたんだね」とか情報集めするだけになっていたので、そこに課題感があったし、同じ場所で見れたら楽しいだろうなっていう仮説です。

――確かに、コンテンツを見てから感想を見るまでちょっとラグを感じますよね。

Kさん:そうなんです。そこから着想を得たOTOMOのもとになった企画に対して、少人数のユーザーテストを実施して、そこからどういう機能があればいいかなどの簡単な要件定義をして、一昨年の10月頃に社内でプレゼンをして、今年3月に実際に着手していったという流れになっています。

――最初の少人数のユーザーテストは、どんな風に実施したんですか?

Kさん:私の友人とか、社内のアイドルファンと言われるような人たちに、「実際にこういうアプリがあったら使いたいと思いますか?」って絵を描いて見せて、追加で「どんな機能があったら嬉しいですか?」みたいなものも聞いて行っていました。定性的な調査でしたけど、ニーズはありそうと思って。
このアプリを立ち上げることで、「ほかのところで見るよりもSPOOXで見てみたらOTOMOも付いてるからより楽しい!」と思ってもらえるなら、SPOOX本体にも貢献できるだろうっていうことも提案にふまえました。

――提案はすんなりと通りましたか?

Kさん:ミニマムスタートでやってみなさい、と通ったけど、そこからが大変で(笑)
そもそも私は開発をあんまりやったことがなかったので、やっていいよって言わてもどこから手を付ければいいのかわからず。なので、開発メンバーを探すところから始めて、芋づる式に紹介してもらって、たどり着いて今の開発チームができました。右も左もわからないところから進めたっていうのが大変だったかなと思います。

――Cさんはいかがでしたか?

Cさん:個人的には、OTOMOでは前職では使っていなかった開発フレームワークを使用していたことや、SPOOXとOTOMOで作り方が異なっていたりするので、2アプリ間の連携部分などは経験がなく大変でした。

Kさん:それで言うと、今Cさんが言ってくれた開発フレームワークみたいに、今まで会社でやったことがない新しい進め方を採用したりしているので、それも大変だったかなと思います。

――社内に聞いても、誰もわからない状況ですもんね。

Kさん:初めてのことだと、炎上対策とか、監査対策とか…(笑)
初めてのことをやるのって自分も不安だけど、社内の人の不安を払拭するっていうものすごく必要で。会社の色んな人に協力いただいて安全に進められるように調整は頑張りました。

――規約やコミュニケーションガイドラインも1から作っていらっしゃったと思いますが、そうやってひとつひとつ社内からの理解を得ていったんですね。さて、OTOMOの具体的な機能などの話に入っていきたいなと思います。こだわりポイントや、みんなに使ってほしい機能はありますか?

Kさん:デザイン的なこだわりで言うと、OTOMOっていうロゴがブルーからピンクになるんですけど。両端が、みんなが発話している横顔みたいな形になっていて。喋ってくれれば喋ってくれるほど熱量が高まるっていうのを色合いで表現しています。

――本当ですね!発声している様子が線や「O」の形にも表れています。

Kさん:機能としては、オススメポイントが3つあって。

今回チャット機能とコメント機能と、ウォッチパーティーの機能とあるのですが、チャット機能っていうのは是非ライブ配信のときとかに使ってほしい機能です。

仕事とかいろんな事情があるから、ライブを見ようとしてもみんながみんなピッタリ見れるわけじゃない。コンテンツによっては「始めから見る」「今流れている地点から見る」のどちらも選択できるんですけど、「始めから見る」を選択したときに、もう既に5分後のゴールについてのチャットが出ちゃうと結構げんなりすると思うんです。

――常にネタバレを食らう状態になっちゃいますね。

Kさん:そうそう(笑) なので、最初から見てくれている人に関しては、チャットもコンテンツの時間軸に合わせて表示するようにしています。途中から見ていてもあたかも一緒にリアルタイムで見てるようにできたらなと思っています。

――大変ありがたい機能です!

Cさん:リアルタイムで見ているときは、配信される前後にもコメントできるのもおすすめポイントです。例えば、サッカーの試合だったら試合前の盛り上がりとか、終わった後の感想とか。

――それが、さっきお話されていた“電車の中で感想を語り合う”に通じますね。

Kさん:で、見終わった後、見返して「ここがいいんだよー」とかを布教したいっていう欲もあると思うんです。「何時何分のこのウィンクがいいんだよ!」とか(笑) それをみんなに見てもらうために、コメント欄にタイムスタンプ機能を設けていて。見ているところにバーを合わせてもらってタイムスタンプのボタンを押すと、コメントにそこの時間が表示されて、みんながその時間に飛べるっていうようなことをしています。

右の時計ボタンを押すとその時再生されている箇所の時間が表示されました!

Kさん:あと、限られた友人たちで見られるウォッチパーティー機能ですね。実装で一番大変だったのは、オーナーが巻き戻しすると、みんなも巻き戻る…というように、見ている時間軸を同期させることですね。ヲタク友達で何回も見たいところを巻き戻して、存分に語りながら見られる。ウォッチパーティーの時じゃないとできない見方をしてもらえたらなと。

――友達と推しのライブを家で見た時も「ちょっと待って巻き戻そう!?」というときあります(笑)それがアプリでもできるのは嬉しいです!
でも、開発途中ではズレちゃったとか、固まっちゃったとかあったのでは…?

Kさん:ありましたね。社内でテストもしたのですが、オーナーが止めても「あれ、私のは止まってないんですけど…」とか(笑)

あとはテストしてみると、例えば、オーナーの人が勝手に抜けちゃったりしたときにどうする?みたいに、考慮が足りてなかったことが発覚していくので、それを一個ずつ一個ずつ修正していきました。

――バージョンアップしながら、ですね。
今後もどんどん追加機能も検討されているかと思いますが、増やしていきたい機能はありますか?

Kさん:そうですね。ファンがファンを呼んでくれると思うので、それを後押しするような機能を付けていきたいですね。ウォッチパーティーのチケットを可愛く発行してコレクションをできるようにするとか、スタンプとかも自分の推しメンの色を選択できるとか。あとは、ウォッチパーティー機能の最大人数を増やして、だれかが解説する音楽ライブ、みたいな楽しみ方を作っていきたいです。
OTOMOとしては、ユーザーさんの声はいっぱい取り込んでいきたいと思っているので、いろんな方の意見を聞いて、ミニマムでも開発を進めていきたいなって思っています。

――実際にリリースをされてから、反響はありましたか?

Kさん:まだミニマムスタートをしたばかりなのでユーザーさんの声が多く上がってきているわけではないのですが、まずは社内の人からこういうのできるんだねって言われたり、イベントにも使えそうって活路を見出してくれたり。若手がアプリを作るっていうのは会社として今までなかなかなかったので、社内からも反響があったのは嬉しかったです。

――やっぱり、ポジティブなリアクションがあると嬉しいですよね。実際に使っている方で、なにかリクエストがある人はどうやって意見を伝えたらいいですか?

K:SNSでのコメントとかAppストアのコメントとかも1つ1つ見ていきたいと思っています。アプリの中にフィードバック先も今後設けていきたいですね。

C:そうですね。

―お話聞かせていただきありがとうございます!ぜひ私もOTOMOしてみたいと思います!

編集部でOTOMOしてみた!

というわけで、2人に教えていただいたおすすめ機能を、実際にSPOOX OTOMOを使って体験してみることにしました!

まずは見るための準備

早速アプリをインストール。
同じ色のアプリがなかったので存在感を放っています。

トップページ。ここからコンテンツを選んで再生していく。

視聴画面に進むとコンテンツのすぐ下にあるのが「WatchPartyで見る」ボタン。

押してみます。

ウォッチパーティーを見るためのIDとURLが発行されました。このIDやURLを一緒に動画を視聴したい人にシェアすることでウォッチパーティーに参加してもらうことができます。

受け取った側はRoom EnterでIDを入れれば同じウォッチパーティーに参加できます。

ここまで5分もかからず!簡単に操作できました!


ウォッチパーティー開始!

準備は万端。
いざ、プロ野球の試合を見ながらウォッチパーティーを開始します!
今回はヤマがオーナー。一時停止も早送り巻き戻しも全てオーナー任せです。

開始早々かっこいい選手を見つけ、動画を止めまくるヤマさん

以降、なぜかイケメン選手をひたすらチェックしていくパーティーへ……

「イケメン確認OK!」

場内に少年野球チームが登場してきました。
突発的に母性が生まれても、即座にチャットで気持ちを共有できます。

荒ぶるヤマさん
ずっとどういうこと?

と、しばらく試合を見ていましたが、長尺だったのもあったので終盤に移動することにしました。
9回オモテあたりに移動できたら嬉しいなと思いつつ、ウォッチパーティーオーナーのコントロールに委ねます。

こういうハプニングもウォッチパーティーならではの楽しみですね(?)

使ってみて

実際にOTOMOを使ってみて、2人だけのウォッチパーティーでしたが配信番組を見てその場で感情を共有できたり、思い思いの場所で止めたり巻き戻したりしながら語りあえたので、率直に楽しかったです!

これからもどんどん機能が追加されたり、OTOMO対応のコンテンツも増えていくもよう。

ぜひ「SPOOX OTOMO」で、おともだちとコンテンツ視聴をもっと盛り上げてみてはいかがでしょうか。

▼ アプリインストール・ご利用方法はこちら

#SPOOXOTOMO

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