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できない自分にダメ出ししていませんか?

接客業って、最初の一歩、最初の一声がものすごく緊張します

社歴20年近い私でも、応援に行き、いつもの施設でない場所に立つと、新人とおんなじ。
お客様に声をかける仕事なのに小さな声しか出せず、できることならお客様には私に気づかないで欲しいなと思っちゃいます。。。

これって誰でも当たり前のことで、採用面接では「接客が好き」「人に喜ばれる仕事がしたい」と言って当社に入社する社員も、みんな、第一声はすごく緊張しています。


ではこの緊張を出来るだけ減らすにはどうしたら良いかというと、3つあります。


まず一つ目は、当たり前なんですが、徹底的な練習です。
ロールプレイング形式(ロープレ)と言いまして、実際に働く場が受付カウンターなら、研修会場に長テーブルを置きそこに研修生が立ち、お客様役の別スタッフがよくある質問などして実践練習します。

机上のマニュアル読み合わせで出来たと思っていても、やってみるとぎこちなくなったりするものです。
実際の現場に立つ前にロープレしますと、分かると出来るの違いに気づき、出来るように努力が進みます。また、本番でお客様に声を掛けられた時、「ロープレでやった」と思えれば勇気が出ます。


二つ目は、笑顔を意識すること。
研修期間中には、研修担当が自然で明るい笑顔について、説明しチェックをするほか、なるべく冗談や雑談をするなどして、笑顔を何度も意識させます。

内心緊張していても、笑顔が出れば堂々と余裕のあるように見えるものです。
逆に、自信のなさそうなスタッフに当たると、お客様も不安になってイライラしやすくなります。皆さんもそういった経験ありませんか?

ちなみに緊張に負けない笑顔のコツは、好きなものを思い浮かべること。
ペットの猫・推しのアイドル・焼き芋・子供の寝顔・イクラ丼…、スタッフによってとっておきの笑顔の出るネタを持っているようですよ!(これ読んでいる読者の方も笑顔になったら嬉しいです。)


そして最後の三つ目は、勇気を出して第一声を発してみてしまうこと。
ロープレ&笑顔をやってきたんだったら、いつまでもモジモジ・ドキドキしていても、精神的に疲れるばかりです。
もういっそのこと勇気を出してチャレンジしてみましょう。
緊張しながらも初めてのお客様対応が終わりますと、不安な心に風穴があきますから、そこからは穴を大きくしていくだけです。

ここで大事なのは、うまくいったことも、うまくいかなかったことも、最後に振り返ることです。
大抵の人はうまくいかなかったことに目が行きがちで、うまくいったことは「たまたま」「偶然」などと軽く見てしまいます。


ぜひ、自分がやってきた「行動」に目を向けて、自分を褒めることをして欲しいなと思います。
緊張しなくなるまで、何度もロープレしたこと、笑顔の練習をしたこと、勇気を出して声を掛けたこと・・・全ての「行動」が、成功要因なのですから。

そして、こうした行動の積み重ねが、緊張に負けない・緊張を楽しめる自信を育てていくのです。

出来ない自分にダメ出しばかりせず、行動した自分も褒めてミンナハレ!