離職、画家と泥棒

会社を辞めた。1月末でやめた。
次の職は決まっていない。

こういう状態になるのは人生で二回目だ。
散々な人生だ。悲観的になった。


画家と泥棒

Amazon Primeでドキュメンタリーを見た。
ノルウェーのジャンキーがチェコの画家の作品を盗む。
盗まれた画家の女性は、裁判の記録をたどり、泥棒と対面し、彼を描かせてくれと言う。そこから交流が始まる。
泥棒はジャンキーで盗んだ時の記憶もなく、作品をどこへやったかも覚えていない。ひどい少年時代を過ごし、自暴自棄な人生を過ごしてきた。画家の女と交流し、共感していくが、やっぱり向こう見ずな行動をとって、事故を起こしてしまう。大けがを負い、体にボルトを入れ、刑務所に入る。
刑務所で落ち着いた時間を過ごし、立ち直るチャンスを得る。ノルウェーの刑務所は清潔で人間的だ。出所して、マッチングアプリを通じて恋人を作り、再出発する。
画家は暗いモチーフに惹かれる。売れない画家だが、絵を描くことに取りつかれている。ひどい恋愛をしてきた。DVを受けて別れた相手に、別れた後も経済的なサポートを受けるいびつな関係を持つ。新しい相手と出会い、落ち着きを取り戻す。しかし、結局絵は売れず、アトリエの家賃を滞納し、新しい相手に金の無心をする。
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今の自分が見る価値があると感じる映画だった。
二人とも自分と同世代で、二人とも思うままにならない人生を生きている。
前を向いて新しい生活を始める。
トレインスポッティングで主人公が薬を断とうとするシーンが好きだ。生活用品を揃えて、新しい生活のための準備をする。僕もそれと同じく、必要なものを揃え、目標を決めて、新しい人生を迎える。

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