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⑥(3)公立退職後と私立で復帰するまで 新しい職場に惹かれた理由

今日は娘が午前保育であっという間に帰ってくる日でしたが、買い物帰り、涼しい爽やかな空気に惹かれて並木をお散歩してきました。家事やらなきゃな・・と一瞬よぎりましたが、後でもできるか、と自分のための時間を取りましたよ。緑に癒やされて心がすっきりしました。

さて、前回は断捨離部分が長くなってしまい、私立復帰までいきませんでした。今回は私立で採用になった経緯と、その学校に惹かれた理由を書きます!

公立小の英語専科の内定をもらい、4月からは小学校で働く気満々だった私。小学校で教えることは、初任時代、隣の小学校で英語の授業が始まる時にお手伝いで入っていたのでイメージはありました。その時の私はとにかくアシスタント職から一つステップアップしたいという気持ちだったので、専科という非常勤講師の職が得られたことには満足していました。

しかしそれから1週間もしないうちに、市内の私立学校から講師募集のメールが来たのです。メールの差出人を二度見、三度見しました。私学教員募集のHPに登録をしていたためメールが来ても全然おかしくないのですが、実はこの学校、前を通るたびに「講師募集とかしないかな・・・」とひそかに思いを寄せていたのです!知り合いに関係者はまったくおらず評判も聞いたことがない、スクールバス通学だから学校の周りに生徒がうろうろしてることもなく本当に様子がわからないのですが、惹かれていた理由1:小中高の一貫校だったこと。です。12年間一緒ってどんな世界なんだろう・・!と単純に興味がありました。(校舎壁面に小中高と書いてあるのでわかった。)惹かれていた理由2:キリスト教系ということ。公立と違ってみなさん神様のために清い生活を送ってらっしゃるのだろうか。と、なんともミーハーっぽい理由で憧れを抱いていたのでした。

そして、私は呼ばれたような気がしてコンタクトを取ってみることに。(この勘違いがよかった。)返信は英語科の主任からでした。なんか・・すごく上品で温かい文面!!何度かやり取りをしましたが、メールだけですてきなお人柄が伝わってきました。なんだか公立時代には触れたことのない空気感・・。事務的でなく、人を大事にしている雰囲気が伝わってきました。

それから1週間後くらいに採用試験があり、主任と初対面しました。部屋に入ってきた瞬間からやっぱり素敵でした。上品で凛とした、その場を柔らかく包み込むような雰囲気の方。わーーここで働きたい!!すでに心の中でテンション上がっていました。(私は「自分の上の人」が働く要素の中でも大事なようです。)

試験は大学入試問題をいくつか解き、その後は面接。途中から来たネイティブの先生も、ユーモアのある、これまた人間味あふれる方でした。主任からは中等部と高等部どちらのほうが興味ありますか?と聞かれ、キャリアがあるのは中学校ですが高校生に教えるのも是非やってみたいです、と答えました。そう。私がもともと教員になったきっかけは実習で高校生(しかも進学校の)を教えたことでした。私がやりたいのは学級経営でもなく部活指導でもなく、はたまた給食主任でもなく!!「英語ができるようになりたいという子たちとともに英語を楽しみたい」ということでした。あ、ここならそれが叶うかも、とドキドキしました。(小学校の英語専科ではそれは叶いませんよね。うっかり間違うところでした。)

その後、何人か受験者がいたようで2週間くらい経ってからでしたが採用したいとの連絡が来ました。条件を話し合い、結果的にはかなり譲ってもらう形で採用してもらうことができました。私の場合は院卒だったこと、8年間の実績があったことが良かったようです。あとは、自分で言うのもなんですが学校の雰囲気に合っていたのだと思います。小さな家庭的な学校だったので、浅く広くより狭く深い人間関係が好きな私にはぴったりでした。主任が校長先生に私をだいぶ推してくれたと後で聞き、ありがたく思いました(校長先生は新卒を採用したかった模様)。第一印象から最高だった主任とは、今でもプライベートで食事に行くくらいの仲です。教員としても女性としても憧れです。

ということで、環境も働き方も、どちらもそれまでとはまるで違う学校勤務がスタートすることになりました。

次回は、「非常勤講師の働き方が私にとって最高だった理由」を書きます。

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