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春を待つ花々

(上記の挿絵は私が描いているイラストで、以下で公開中です)

春いろんな花が公園や街角に咲いています。それを見ると「春が来たんだなあ」と感じます。その花々は、宿根草はいつのまにか芽吹いて咲くのですけれど、半年前のこの時期に種を植えて苗にしたり、その苗を公園に植えたりしているのです。球根、パンジー、アリッサム、諸々。数年前公園の植栽ボランティアに少しだけ(×駆り出され)参加したことがありまして、夏までの雑草を引き抜き、土をならし、新しい苗を植えて水をかけてと、大変な手間を要することを知ったのでした。小さな苗が寒い、とても寒い冬を越冬し、春見事な花を咲かせる姿を見て、深い感慨を覚えた記憶がありました。

自宅でガーデニングを趣味としている人はこの一連の流れをよくご存知で、動物であるペット同様、植物も手をかけると花開くこと、実をつけることが出来ること。野菜作りもそうです。土も再生すれば豊穣な栄養を復活させること。実は私は植物を育てるのはあまり得意ではなく、綺麗に咲いても収穫できても、半分は「偶然」だと考えております。命が生きる力を身近に観察出来、そのたくましさに感動する経験が出来る、植物を育てることにはそんな効用があるのではないでしょうか。

夏に向けて朝顔やひまわり、稲等を育てるのは小学校の理科の授業で経験があるかと思います。夏休み自宅に鉢ごと持ち帰り、観察ノートを描いて、お友達の鉢がどうなっているとか情報交換する、そんな思い出もあるかもしれません。段々温かくなる季節の変わり目で育つ植物がある一方で、だんだん寒くなり温かい春を待って成長する植物に触れる経験は、また一味違う植物の姿を見ることになるでしょう。そういえはヒヤシンスやクロッカスの水栽培も昔よくやりました。これは自宅でも簡単にできるのです。

今年の冬、またやんごとなき事情でざわつく予感、巣ごもりの必須の予感がしております。久しぶりに自宅で水栽培でもやってみようかと頭をよぎる今日この頃でございます。


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