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ピザ(映画「レディ・プレイヤー1」
以前「銀の匙」の記事で登場したピザ。我が家のピザがなぜこういう大きさなのかというと、オーブントースターに入れるためでございます。そして前に登場したピザと何が違うかというと、今回はスモークチキンを使っておりまして、ワングレードアップした感のあるピザなのでした。自分にとってスモークチキンは普段買わない贅沢品でして、サンドイッチを作るために、たまに買い求めております。
ピザの配達がとあるおじさんのもとに届くシーンが冒頭に出てくる映画、「レディ・プレイヤー1」でございます。かねてより見たい、見たいと思いつつ、アマゾンプライムに降臨。おお、これは見なければと早速鑑賞致しました。ときは2045年。スラム街のようなコンテナハウスに住む青年が主人公です。仮想空間「OASIS(オアシス)」は人気の街。バーチャル空間でいろんなレジャーを楽しむ人の姿が見られます。この街を創ったハリデー氏の遺言「イースターエッグを見つけたものはこのオアシスそのものを手に入れることが出来る」、そんなゲームに参加するというお話。
なあんだあ、宝探しのストーリーかあ、となると割とよく見かける展開。それが、CGのリアルさ。バーチャルな登場人物とリアルな本人との登場する時間差。企業までもがこの宝探しに参戦し、混戦を極めてゆく成り行き、どきどきはらはらの展開はさすがアメリカ映画です。バーチャル空間では謎解きが続きますが、現実において主人公の青年が一緒に住んでいたおば様は、彼を追う組織に消されてしまう、現実世界では命がけの戦いとなってゆくのです。
話題性で言えば、昔懐かしのアイテムがあちこちに登場するということでしたので、話が進むにつれ、ああ、これがここで出てきたのね、というお楽しみも。デュランデュランが言葉として何度かでてくるポイントにも親近感。昔すごく流行りましたもの。あれはポップカルチャーの時代のシンボルの一つだったのねと、改めて自分の若いころを振り返ってみたり。あの頃は、デュランのアルバムを買った媒体は、カセットテープでした。
主人公の青年は、ハリデーの姿に肉薄してゆき、ヒントを得て謎を解き明かし、前に進んでゆきます。ハリデーをリスペクトし、気持ちを理解し。そして後継者となった青年は、ある決断をします。それは「現実世界も大切なもの」ということでした。それぞれのキャラクターの個性をあえて深堀りせず、思いっきりポップカルチャーを仮想空間にて回顧する。そしてこの最後の、いくら過去を懐かしがっても過去は過去であり、いくら心地よくても仮想空間は仮想空間であり、それ以上でも以下でもないと認識し、上手くバランスを取って両立をしなさいよと、そんな教訓を導き出したことが、この映画の帰結だったのかもしれません。
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