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紅茶(アニメ「SPY×FAMILY」)

(少しだけネタバレあり)

椿屋珈琲のお店で1回だけコーヒーを飲んだことがありまして、なんと1杯1000円!ひゃああ!と思いつつ頂きました。それ以来椿屋珈琲のお店は目に入らなくなりまして、このときにはケーキショップでシュークリームを購入、自宅で紅茶とともに頂きました。

さすが椿屋珈琲、やっぱりお洒落に美味しかったのです。そして紅茶にはカルディで購入したエルダーフラワーのキャンディスを入れて頂きました。至福のティータイムです。

紅茶が出てくるアニメで最近見たものが、「SPY×FAMILY」です。ヨルさんという女性が淹れる紅茶を、登場人物3名で頂く(主役のアーニャちゃんはココアのときもある)場面がちょこちょこ出てきます。ヨルさんはお料理が苦手。紅茶は美味しく淹れられるようです。

ロイドさん(スパイ)、ヨルさん(殺し屋)、そしてアーニャちゃん(エスパー)3人の、お互いに正体を隠しあって訳アリの共同生活をする物語。ヨルさんとアーニャちゃんを呼び寄せたロイドさんのスパイ任務のためでありますが、アーニャちゃんはロイドさんの心が読めるので、内緒にされていることを全てお見通しでございます。

絵がさらりとして綺麗なので、少しエグイシーンも淡々と描かれておりまして、テンポもよくストーリーは進んでゆきます。ちょうど1期が終わったところ。原作コミックはさらにお話進んでいると思われます(私はアニメしか見ていない)。

見ていて、いちばん健気なのは孤児のアーニャちゃん。あんなに小さいのにロイドさんの背負っているものも、ヨルさんが背負っているものも承知の上で一緒に住んでいる。しかも親代わりのお二人のことを明るみに出しません。

ロイドさんのミッションとは平和のための工作活動でありますが、アーニャちゃんはその平和というよりも、「ちち」と呼ぶロイドさんのそばに居たい、ヨルさんとの3人の生活を続けたい、という理由で頑張るのではないかな?と思わせるのです。

そうした大人の事情を知っているアーニャちゃんが時折見せるゴネ、スネがたまらなく愛おしくて、いいのよいいのよアナタは子どもなんだから、思いっきりゴネちゃっていいのよと応援したくなるのです。

ロイドさんの心の葛藤も、ヨルさんの脱輪した頑張りも、一芸に秀でながら不器用なところはとことん不器用なお二人のキャラクターに彩りを添えています。

オープニングもエンディングの歌も、とても素敵です。歌詞をじっくりと読み解いてみると、家族って、血か?心のつながりか?おかれている事情か?利害関係で成り立つのか?と今の社会で時折頭をよぎるテーマを熟考するきっかけになるのかもしれません。

(アマプラ)

(公式ファンブック)

(コミック1巻)


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