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料理から想起されるエピソード

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普段作るお料理から、映画、アニメ、漫画、小説等、関連付けて想起されたエピソードを連ねてゆきます。
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2022年1月の記事一覧

漬け丼(書籍「たった一人の熱狂」)

(ネタバレめっちゃしたいんですが、これから読む方のおたのしみといたします)。 漬け丼。ほんとうにたまーにマグロの中おち、切り落としを買ってきて、タレに漬け、すし飯を作ってその上にマグロをのせて作ります。作り方が簡単なのですけれど、お刺身を買うことが贅沢と思っているのと、美味しいマグロを買えるお店が限られていることもあり、我が家ではご馳走です。 なぜ作ったかというと、私の誕生日に「あああ、こんなに歳とっちゃった、ふつつかものですが、今年もよろしくね」という意味で作って、家族

シフォンケーキ(書籍「運転者」)

(ちょいネタバレてます)。 成城石井で売っているシフォンケーキは、中にクリームをはさんでいます。その形状から「フルーツサンドのフルーツ抜きオーダー」と間違われてしまいそうなのですが、食べてみるとちゃんとシフォンケーキなのです。ふわふわスポンジと、なめらかクリームとの邂逅。もう密着しているのに、お口のなかで「出会っている」感じ。昔シフォンケーキ作りに熱中した頃もあって、どんだけかき回せば気が済むんだ?くらい泡だてる工程を知っているので、もう作らなくなった今でもたまに頂きたくな

抹茶と和菓子(映画「日々是好日」)

(まだ見ていないのでネタバレなしです)。 抹茶が飲みたい、和菓子も食べたい。突如としてそんな衝動が沸き起こり、抹茶買ってきていれました。和菓子はうぐいす餅。本当は上生和菓子を探してみたんですが、近所のお店の範囲内にはありませんでした。 もちろん私、茶道については何も知りません。観光地で「1000円」なんていうお値段のついた抹茶と和菓子を頂いた思い出はあります。お値段高いなあ。。。?と思いつつも、頂くと美味しくて、ほっとして、場所も落ち着いて、日本人でよかったと再確認できる