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さいたま国際芸術祭2023 🟢鑑賞2回目以降から「見えてくる」。🟢


先日、さいたま国際芸術祭2023メイン会場の旧おおみや市民会館に行ってきた。🟢(2回目)

当たり前のことかもしれないけれど、やっぱり1回目と2回目では感じ方も見え方も大きく変わりますね。

1回目のときは、記事にも書きましたがまず会場のまわり方がわからず、マップ片手にうろうろ。

今回は会場の形がしっかり頭に入っていたため、比較的スムーズにまわることができた。
(会場は一方通行の場所が多く、「あれどうなってたっけ?」と気になる点があってもすぐ引き返せないので何周もしてしまった。)


そして、2回目だからこそ、1回目に見逃してしまった・気づかなかった様々な仕掛けを楽しむことができたと思う。


2回目以降から「味」が出てくる構成、素敵。


Time Base Documents

大型モニター上で、刻々と画像が移り変わっていく。


B1階にあった電子レンジの加熱早見時間表

この加熱早見時間表、なんとなく違和感、、、?


3階にて

ガラスが空間をぶち抜いた結果、第4集会室が消えてしまったわけだ。

ガラスが空間をぶち抜くってなに?と思った方は、ぜひ会場へ!!


階段下の土器とお供え物(?)

外に出て見つけた土器。なんだ、、、?


今回はグッズも買うことができました。


ポストカードセット(全8種、5枚ランダム入り)

【ハイドロブラスト】(沼影市民プール)Tシャツ

大宮盆栽美術館 「鉢植つくし」クリアファイルA5

大満足!!


今回の鑑賞を通して考えたことは、アートの現実と創作の境目について。

一目見て「アートだ」とわかるものだけが、アートつまり創作なのだろうか。
その判断は、誰によるものなのか。

自分が「これはアートだ」と思ったものも、他者にとっては日常生活の中のただの建造物かもしれないし、偶然道に落ちているがらくた、つまり現実かもしれない。

この芸術祭で用いられている「SCAPER」という概念をもとに考えてみると、当たり前の日常やいつも素通りしていた風景をもう一度「みる」ことこそが、アートの体験なのではないか。

アートは、そうやって人間の体験を豊かにしてくれるものだ。

創作は、常に現実の中に存在する。
だから境目ははっきりとしない。
常に動き続けているのだ。

そもそも、アートの定義というのも常に揺らぎ続けている。
(ここらへんは、またいつか詳しく書こうと思う)

常に動き続けているからこそ、

「非常にはっきりとわからない」。


だからアートは面白い。

こんなことを考えさせられた一日でした。
楽しかったな。🍁

閉幕まであと2日。(2023年12月10日まで)
まだ行っていない方も、
リピートしている方も、ぜひ。🟢

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