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This コミュニケーションが終わってしまったから紹介したい 読め(画像はほぼ無し 軽いネタバレあり)

単行本で追いかけてきたThisコミュニケーションの最終巻が発売されてそれを読んだ

とりあえずジャンプ+はここ


出会い

2020年の8月に発売された第一巻から2024年5月に最終巻である12巻が発売された
私が追いかけたのは2巻が発売される前の11月辺りからだったはずだが正確には覚えていない
最終巻以外は4か月に1巻が発売されるという年三回の楽しみを4年間続けてきた
よく大物作品だと休載が重なって定期的ではなくなったりするが本当に定期的な発売だった

私は某掲示板でこの作品を知った
スレ画は2巻の切り取ると感動的な場面のようでこの作品屈指の最低シーン「お前がいて良かった」だった

画像引用はこれで終わり あとは画像はないです
しかし屈指の名場面である

珍しくタイトルがわかりやすかったのですぐにamazonで購入した
その頃はkindleを使ってなかったので物理書籍だ
Kindleだったら著作権法で許されている引用程度のスクショを取って煽りとかをやりたかったが

衝撃

それは一種の衝撃的な作品だった
男は人類最後の砦で食事にありつけると思われる研究所を探し…破壊されているのを知って…いきなり男が自身の首に斧の刃を突き立てた
そして直後に本物の研究所が表れて…
いきなり衝撃的すぎんだろ!

そして敵は異形の怪物!
それを倒すために作られた人体実験で生み出されたハントレス(女狩人 後に一人男が出る)
ハントレスたちは化け物相手にも近接戦闘ができるほど強い!
その上あくまでも人並みの耐久力とはいえ、記憶も身体も死ぬ一時間前の状態で生き返ることができる!
幼い上人体実験で供出されたがゆえに、自身の価値を認めてほしくて功を焦り協調性が無かった。その結果不意とはいえ同士討ちを起こしてしまい…男は世界連合軍の軍人であることと、砲のスペシャリストであること、そして指揮官としても優秀であること、そしてハントレスのすべての失敗を全員殺害して帳消しできることを一話でドンと盛り込んだ

とにかく新鮮で論理感の欠けた合理を見せつけられる作品だった
そしてギャグもしっかり打ち込み、徹底してコミュニケーションを取っているようで実は踏み込み過ぎることは結構避けていることを盛り込んだ

面白さ

スプラッタはあるがグロテスクとかゴアとか言うほどひどいモノじゃない
二重丸◎みたいな断面程度は出てくるし血の量は結構多いがモツとか脳みそとか言ったレベルはあまりない
余程に余程を重ねるよっぽどな苦手でなければ多分問題ないだろう
あくまでもグロが目的ではないのがわかる作品だからだ
サイコだよサイコ

キャラも一定の場面で増やすことはあっても意外とモブのようでモブじゃない方々は意外と最初期からしっかりと出している ハゲとか1巻の時点で出てるし
必要以上に増えないのも良いしそれでいて場面を大きく変えるときには数人増える(増えた時には死人が多かったが)

デルウハ殿の最低さもいいが
ヒロイン(?)であるハントレスたちもしっかりと個性を出して個性にそってキャラを出し
他の人間たちもちゃんと行動原理にのっとって生きているという感じがある
特に所長がいいんだよこいつが
そしてそれに振り回されるウハ殿
むやみやたらめったらではないが結果死人が出る
そして何回か起きるハントレスたちの対決とその戦い方も見物だ

見せる場面は大コマ 開きをしっかり使い魅せることも上手い
緩急のつけ方が素晴らしい

登場人物たちの魅力と簡単な紹介

デルウハ殿
アレクサンドラ・デ=ルーハ
合理的で論理的 砲術は数学だがその数式を一瞬で計算できるうえ曲射すらやり遂げる程
合理的すぎて倫理観とか色々をかなぐり捨てている
そして一番重要なのは「食べるために生きている」

wikipediaに主人公。[要出典]とすら言わしめる程の人物 アンサイクロペディアじゃねえんだぞ

所長
研究所の所長
名前も所とややこしい
基本的にまともな倫理を持つが意外とぶっ飛んでるところも

いちこ
現在のハントレスの中では初めに作られた為長女を自任するがそういう意味でのプライドがめっぽう強すぎた
基本的には真面目で段々としっかりリーダー役をする

にこ
デコ出しで特に精神面が弱く挑発やいらんことをする悪癖があった

みち
ポニーテールで帽子をかぶっている
かわいいものに目がなく人より物を優先する悪癖があった

よみ
イヤホンを首に常に置いている
本作のハントレスの中で最も戦闘能力が高いが心がにこと同じく弱い
一番強いのでプライドが高く誰よりも認めてほしかった
色々な意味で一番激しいためか最も出演場面が多い

いつか
僕っ娘でそばかす眼鏡 視野が狭い程度で意外と最初からわかりやすい弱点がなく周りが変わることで

むつ
弱気でおどおどしているが論理的すぎて倫理観が無いデルウハに近い存在
2巻だからネタバレするが脳を破壊されない限り記憶を保持できるという能力を持つがしっかりと最初からそれっぽい伏線が多く描かれている
物理的に動かしやすいよみと精神的に動かしやすいむつでこの作品は大きく動いているといってもいいだろう

なな はち
旧型ハントレスで双子と思われるほど似ている
ななは女性だがはちは男性 ハントレスなのに
漫才が好き
旧型は受けた損傷を成長することで回復するため最初は胚だったが保存容器の破損により成長して子供となったなな はちと出会う場面があり後にメインキャラとなる
途中まではロングとショートという髪形以外では見分けづらかったが成長に伴い女性的男性的とわかりやすくなり老人になってまたわかりづらさがある

結論

そして最終巻では一巻や色々な話の重要な場面のテーマや小ネタに彼女らの問題点とその解決が事細かに出てくるのも良かった
本当に最初から順序良く詰めて組み立てて作って少しの変更はあれど路線は外していないというのがよくわかる
本当にちゃんと作者の中で纏められそれをしっかりと表現できた作品だ

現在アマゾンでは物理書籍は欠品があるがkindleであれば42%ポイント還元もあるので全巻購入してほしい作品だ

マジで神がかった漫画だし1巻の3/4までは先述のジャンプ+で読めるのでぜひ試し読みをしてほしい

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