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C.A.T Versatile-10AR エアガンレビュー AIRSOFT97

中部エアソフトガンマーケット 2023/8/20で購入!

C.A.T Versatile-10AR
電動ガン 機械式プリコッキング
おすすめ度
95/100


このテキストデータの作成意義

  1. C.A.T.はCombat Artisan Tacticalの略 戦闘 職人 戦術…完全にキャットにしたいだけなんぬ…

  2. いっそ Decisive Offensive Gunとかで D.O.G.の方がよかった気がするぞごす

  3. とにかくトリガーの感触が良い

  4. 全体的に丁寧な作りで日本の企業の監修をしっかり受けており日本製と同等の扱いで考えてもほぼ間違いないため初心者にも十分向く(ヒューズレスに目をつぶれば)

試験環境

屋内 7m(廊下から部屋の端から端)
使用BB弾 (屋内)S2S0.2gプラスチック
弾速計 XCORTECH X3200 MK3


数値関連

初速

[88.80][88.46][88.80][88.56][88.70]
すごい安定しているのだが滅茶苦茶安定している!と騒ぐほどではないが末恐ろしいのはこの安定した5発…ではなく20発全部が88.25~88.95という0.7m/sというかなり小さい範囲に全部が収まってしまったというところ
逆を言えば安定した5発でもこのようにある程度の上下はあるが

射速

[843.7][842.8]RPM
結構ズバババババと良い音をならす
ハンドガード アウターバレル いろいろなところが共振を起こしているためここまでうるさい
いい音すぎてアッパーが破損しそうで怖い


CATの簡単な解説とか

C.A.T.は沖縄県のエアソフトガンショップ(実はキャットではなくシーエーティーが正しい読み方らしい)
AIRSOFT97が全面的に企画監修を行った新ブランド
OEMを行っているのはアークタウラスと思われる
ぶっちゃけマガジンと内装オリジナル以外のパーツ(特にトリガー周辺)がアークタウラスで見たという感じ
独特なのが電子トリガー全盛期といってもよい現代に突如機械式プリコックを行ったことである
その発想の基となったのはARMSマガジンのインタビューによればマルイのPSG1のプリコックが素晴らしかったことからこれを現在の技術で、調整可能なように再現したかったからだとか

ただ問題があって…ヒューズがないんすよ 日本監修のくせに
まあ…日本人でもよくヒューズレスで十分!とかいう奴いるし…と思ってたら…
カスタムプランで用意する当たりわざとやってんじゃね?と…
まぁ同店から出ているヒューズでPONを付けろということで…
あとINAZUMAモーターなのでSBDも自分でつけろと…そういうことっすね



所感

説明書(抜粋)

サイトピクチャ

リアサイトは精密側を待機させた状態で寝かせることもできる

サイトの精度が悪く リアサイトを左側にほぼ全よせしないと照準通りに飛ばなかった
他社サイトで調整するとほぼ真ん中に調整したら着弾した
デジタルサイトを使用した場合は左右調整量ゼロで着弾した
このことからこのサイトの問題と考えられる
サイト自体はネジで閉め込む方式ではなくスライドイン方式なので修正ができない

刻印など近影

ダストカバーレス
最近ではAR15系統のDI(改リュングマン)式の内部に吹き付けるガス圧は強く、砂泥がボルトについていても多少なら中に入っていても余裕でぶっ飛ばす!という事が証明されている。
そのためか民間用ではごくまれに実銃でもカバーレスを見ることがある
ぶっちゃけベトナム戦争の故障は大口径用のかすの残りやすい火薬を使ったのが原因であり、ぶっちゃけAKなんぞよりはるかに汚れに強い銃というのが証明されてきている(というかAKはスカスカだからゴミが落ちやすいだけで内部にたまりだすとすぐに破損する)
日本人はベレッタ92のM9といい極初期だけの症状をまるでずっと続いているように言うのが好きなんだなというポイントっすね
逆に初期の評価だけで上げてるのがCz75とかいうすぐ壊れるゴミ
あれも冷戦下でアメリカではマニアだけが触ってたからいいんだけど実際に大衆が手にすると高品質な1stモデルですらスライドレールにゴミが詰まるわスライドストップがすぐ折れる(反動をスライドストップだけが受け止める形状となっている)など実際は散々だった

超小型チャーハンを引くとホップにアクセスできる
アンビボルトストップを押して解除する

マガジン

自重で落下します
本当は破損原因なのでしない方がいいんですけど…
実銃だと命を懸ける場面があるので自重で落下させる重量化カスタムはあるが基本的に落下すると破損する(特に金属マガジンの場合マガジンリップが折れ曲がる)のでしないさせないが基本
だから落下してもリップが曲がりづらいポリマーマガジンが流行ってるんですね
これはAR15系の弱点だ!と言われやすいがすべてのマガジン式銃器の弱点でありAKも曲がりやすいのでなんでAK信者ってAR15が貧弱でAKを頑丈な銃って思いこんでるんですかね

まあぶっちゃけ完全にアークタウラス製のマガジンそのもの

所謂窓なしのPマグ方式
かっこいい上給弾性や他社中に対しても相性がよくマルイ CYMA S&T 様々な銃に使っても問題はなかった

底面の真ん中はボタンになっておりここを押すとマガジンボトムが外れる

スライドさせて30発リアカンマガジンに変化させたところ
とはいえ次世代みたいに打ち切れるわけではないのでなかなか難しい

レバーに見える部分はスプリングの蓋で下手に開けると面倒なのでトラブルが起きない限りは閉めておこう

ダミカ風ツール

5.56mmNATO弾よりは多少でかい

マグウェル変更とか

初期マグウェルはこちらのボタンを押しながら前部へスライドさせると外せる

カスタムタイプのM4系マグウェル

別売りのAKマグウェル
いずれPCCマグウェルも購入予定

AKのマガジンが刺さるのは中々珍しい光景 SR47も入手しにくいのでちょうどいいのではないだろうか

いつも通りSTAR AIRSOFTの9mmマガジンもどちらのM4系マグウェルにでも装着可能

ストック関連


ストックは20mmレールのピカティニー方式 そのうえ折り畳める
ストックを割と強めの力で上に追いやって…硬い!!1!
この後シリコンスプレーを大量に吹いたがそれでも硬い

普通にコードが露出するがナイロンでおおわれておりまあ安心か

このように折り畳むことができる

ストックのバッテリースペースの開き方はこのボタンを押す

ストックパイプ内は中に固定用のネジがないため(ピカティニーレール基部と一体式)割と広くとられており薄めのヌンチャクリポ、AKリポ、ストックインリポなら入る

ストックの下部は変更可能 付属の六角レンチで取り外せる

初期装備よりやや大きめのストックになる

そして一番の大目玉
拡張バッテリースペース
ほとんどのCATユーザーが使用する一番人気 オッズ1.0近いくらいに

非常に広くバッテリースペースを取ることができる
MINI-Sリポ ショートリポだけでなくマルイMINI-Sニッ水8.4まで入る
見た目が気に入らないとかニッ水を使わないならAPS RS-1ストックの方がよいかもしれない

先述の通りストックパイプは一切固定金具(チューブホルダー)がないためポカティニーを外したらぬっと出てくる(固定方法は多分回し込みだと思うが…)
このように一切のヒューズがないためそこが少し気に入らない
最低でも同社製ヒューズでPONは必須

ストック自体は動かすときに上下するバーに割りばしを噛ませれば外せる

ピカティニーベースにスイベルを付けてもいいがTangoDownタイプのスイベルであれば楽に付く

テイクダウン

テイクダウンする前にここからラッチを解除する

ピンを抜いた後
説明書通りにチャージングハンドルを押さえつけながら上に

トリガーのクリック感の正体はこのマイクロスイッチ
これのお陰でツーステージトリガーの様に非常に精密に射撃ができる

これが機械式プリコッキングの正体
付属の弾薬型ツールで簡単に調整できるがセッティング自体は中々難しい

アッパーメカボックス
ごくごく普通だがまさかのフルシリンダー
ガンマで聞いてきたが10インチはフルシリンダーで最高性能
8インチはカービンシリンダーで最高性能を発揮するらしい
正直ハテナしかなかったが自分の性格上長くすることが多いのでフルシリンダーのこいつにした

パッキンは最初はゼロ調整されていた
ある程度回すとこのようにV字パッキンが現れた
しっかりと軸が取れていると思う

モーターはINAZUMAモーター
EG1000にトルクも速度も毛が生えた程度の性能と毛が生えた程度の値段を合わせ持つが逆を言うと安定してEG1000以上の性能は出せる高品質モーター
ほらガチガチのモーターってトルク高すぎてぶっ壊れたりハイスピードすぎてピストンクラッシュするのは日常茶飯事じゃん
毛が生えた程度の能力とはいえEG1000以上の能力なので本当に使いやすい
SBDもそのまま使用可能であるなど本当に扱いやすい


全体的に性能が高く扱いやすい
そして日本が監修しているからこその安心感は確かにある
値段は樹脂レシーバーの香港製としては高い方だ…とはいえマルイスタンダードの高価格帯レベル
おすすめ度は高い

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