超納得!英文法 進行形と受け身vol.12
こんにちは、英語学習Springです。
さて、以前は現在進行形の解説をしました。
読んでいない方はこちらからどうぞ。
さて、進行形はbe動詞+動詞のing形(現在分詞)でできていますね。
分詞は動詞を形容詞化させたものです。
そして、分詞には現在分詞のほかに過去分詞というものがあります。
過去分詞は動詞の-ed形を基本としていますが、不規則動詞ではそれ独自の形を持っていたりもします。(どんな形になるかは動詞によります)
長くなってしまうので、その例はここでは解説しません。
では、現在分詞に話を戻しましょう。
現在分詞(〜ing)は進行と能動の意味を持ちます。
能動とは何でしょう?
皆さんが想像するようなごくごく一般的な文章は能動文です。
主語が動作や作用の主体となっている文と考えてください。
I play tennis.
She likes cats.
The dog is running.
He didn't go there.
動作動詞にしろ、状態動詞にしろ、主語がその動詞の主体となっていますね。
では、この2つの文はどうでしょう?
①He broke the window.
The window was broken (by him).
①では、窓(O)を割った(V)のはHe(S)ですね。
これに対し、The windowに焦点を当てたらどうなるでしょう。
②では、The windowは破られたモノですね。
①で言う、O(=目的語)が主語になってしまっています。
②のような文章を受動文といい、主語(能動文でのO)+be動詞+過去分詞で作ることができます。
ということはつまり、能動文で目的語を持つことができる他動詞しか受動態にできないわけです。
ですが、自動詞でも受動文を作ることができます。
それは、run over(〜を轢く)など、前置詞や副詞とセットでまた別の意味の動詞になるような場合です。
それはまるでセットで1つの動詞として使われるため、動詞+目的語の形になり他動詞だと言えます。
過去分詞も動詞の意味や機能をベースにした形容詞と考えてください。
現在分詞は上述した通り、進行と能動の役割を持ちます。
過去分詞は完了(〜た)、受動(〜される)という意味を含んでいます。
現在分詞は始まり〜終わりの間の部分、過去分詞は能動文での目的語に視点を移動させて、どのような状態か?に着目しています。
be動詞が現在形であれば現在の状態※
過去形であれば過去そのときの状態を示すことができます。
※過去分詞が状態動詞であれば現在の状態(愛されている、知られているなど)、動作動詞であれば反復性・普遍性(作られる、使われるなど)を持ちます。
これについては以下の記事をお読みください。
例えば切るという動詞は現在形、過去形、過去分詞ともにcutという形なのですが、
S(主語) cut(s) an apple.
An apple is cut.
S(主語) cut an apple.
An apple was cut.
前者は普段から切られているという習慣やリンゴへの特徴付けがされています。
後者は過去の出来事、それを受けての過去の結果・状態。
さてさて、最後にまとめをします。
<進行形>
主語+be動詞+現在分詞(〜ing)
進行・能動
<受け身>
主語+be動詞+過去分詞
完了・受動
分詞とは▶︎動詞を形容詞化させたもの
ここまで読んでいただきありがとうございました。
分詞について詳しく説明するのはまた後ほど!
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