男女の友情はきっと、条件付きでしか成立しないんだよ

永遠の議題『男女の友情は成立するかしないか』
好きな人と長年、友達関係を続けてきた私はこのテーマのときに必ずこう言う。
「男女の友情はきっと、条件付きでしか成立しないんだよ」

私の考えはこう。
男女の友情は成立しない場合がほとんどだが、たまに成立することがある。
ただし成立する場合は、どちらか、あるいは両方が自分を制御してるときのみ。
様々な実体験から、これはほぼ正解だと確信している。
あくまでも自論だが。

前提として、例えばたまに話すクラスメイトとか、大人数で仲良い中の１人とか、知り合い程度の人は、友達には入れないとする。
私が言う「友達」は、一対一で話したりしても苦じゃない相手のこと。
その上で「友達」に入る異性は、そもそも人として好きだったり、一緒にいて楽しい、が大前提だと思う。そこをクリアしていないと、まず仲良くなりたいとは思わないだろう。

それを踏まえて考えてほしい。
あなたは、その異性の友達のことをちょっといいな、と思ったり、好きになったりはしなかったか。
そうじゃなくても、実は相手があなたのことを好きだった、ということはなかったか。
思い返してみると、当てはまる人は多いと思う。

ある程度の期間友達を続けていたら、なにかの拍子に「あれ、ちょっといいかも」なんて感じることは全然ありえる。
では、それでもなにも発展しない場合はなぜか。
それは発展しうる状況になったことがないか、あるいはタイミングが合わないか。
また、好きだという気持ちを隠している場合や、関係を崩したくないと制御している場合。
その場合は結果的に、男女の友情は成立していることになる。

実際に、私がそうだった。
私はそもそも好きになるまでが長くて、一旦友達期間を挟まないと好きだと気づけない。
高校のとき、当時仲の良かった男友達のことを好きになってしまったが、今の関係を崩すのが嫌で、自分の気持ちを隠して友達関係を続けていた。
その数年後気持ちを伝えるまでは、彼からしたら男女の友情は成立していたことになる。

その他に成立する場合は、どちらかやお互いに恋人がいたり、忙しくて恋愛どころじゃなかったり。でもその場合も、どちらも恋人がいないタイミングや、余裕ができた場合には恋愛に発展することもあり得る。
さらに、恋人がいても身体の関係で男女の友情が成立しなくなる場合もある。
そういえばこれもまた実体験だが、学生時代の男友達と2人きりで飲んだときには必ずと言っていいほど身体の関係を持ってしまっている気がする。（しかも彼女持ちが多い）

つまり、状況次第では成立しない場合の方が圧倒的に多いのだ。

少し話がごちゃごちゃしてしまったが、つまり私は唐突に、こう伝えたくなったのだ。エールを送りたくなった。
友達を好きになってしまってどうしようかと悩んでいるそこのあなたへ。

可能性は無限大にあるから大丈夫。
勇気と行動力さえあれば、男女の友情なんて簡単に越えられるのよ。

これは過去の私にも伝えたい。

そもそもあなたと友達関係を続けている時点で、あなたのことは嫌いではないのだから、自信を持って。
相手も、あなたと同じように気持ちを抑えてるだけかもしれない。
どちらにせよ、行動をおこしてみないと可能性は広がらないから。勇気を持って。あなたならきっと、大丈夫。