初心者が覚えたカメラの基礎知識
1.F値(絞り)とは
レンズから入る光の量を表したもの。
写真のボケを決める役割。
数字が小さいほどよくボケる
数字が小さいほど写真は明るくなる
シーン別のおすすめF値
星空 開放〜F2
花 F2~4
人物、食べ物 F2.8~5.6
月、風景、建物 F8~11
2.シャッタースピード(SS)とは
シャッターが開いている時間のこと。
被写体の動きを捉える役割
数字が小さいほど暗くなり、動きは止まって見える。手ブレしにくい。
数字が大きいほど明るくなり、動きが撮れる。手ブレしやすい。
シーン別のおすすめシャッタースピード
激しく動く被写体 1/1000秒
動く被写体(子供、動物) 1/400秒
スナップ写真、風景 1/125秒
川や滝の水の流れ 1/4~1秒
星空 10~20秒
3.ISO感度(アイエスオー、イソ感度)とは
カメラが取り込んだ光の量を調節する機能。
写真の明るさを決める役割
数字が小さいと、暗く、画質が良い
数字が大きいと明るく、画質が悪い
基本は100で、1段階ずつあげていく
シーン別のおすすめISO感度
晴れの日 100
曇の日、日陰 200
スナップ写真 400~800
夜間、星空 1600~3200
スポーツ撮影、夜の動体撮影 3200以上
4.おすすめ12の基本構図
1.二分割構図
写真を縦や横に二分割する構図
水平、垂直を保って撮影
2.三分割構図
二分割構図に一本足した、縦や横に三分割する構図
被写体の比率を2:1にするとバランスよく見える
3.日の丸構図
被写体が画面の真ん中にある構図
背景の余白を十分に取り、均等に配置
4.三角構図
写真の中に三角形の線ができるようにする
5.対角線構図
画面の隅から対角線上に引いた構図
斜めのLINEを意識する
6.放射線構図
複数の線が一点から放射状に伸びた構図
写真の奥側から手前側に向かって、放射線上に被写体が広がっていく構図
7.C字構図
画面内に「C」の字が生まれるように被写体を配置する構図
8.パターン構図
模様のように同じような形を写真いっぱいに配置した構図
9.額縁構図
主役の周辺を窓や壁などを利用して囲い、額縁のように見せる構図
10.トンネル構図
被写体の周りをトンネルのように囲み、被写体を強調
11.サンドイッチ構図
被写体を上下、または左右を建物などでサンドイッチのように挟む構図
12.シンメトリー構図
鏡に写したように、上下または左右がほぼ均等になる構図
5.写真の撮り方、設定
1.背景をぼかす撮り方
望遠レンズを使う
F 値を低くする
被写体に近づく
被写体と背景の距離をとる
2.逆光写真の撮り方
ISO 100
f2.0程度
SS 1/500~1/3200秒
3.星空の撮り方
M(マニュアル)モード
f3.0程度(小さく)
SS 20秒程度
ISO 1600~3200
フォーカスはMF(マニュアルフォーカス)
4.月の撮り方
望遠レンズを使う
M(マニュアル)モード
f8程度
ISO 100~200
SS 1/200程度
ホワイトバランスで月の色を変える
5.滝の撮り方
M(マニュアルモード)
MF(マニュアルフォーカス)
手ぶれ補正OFF
f8~20
ISO 100
SS 1.0秒 (絹糸のような写真が撮れる)
SS 1/100秒 (荒々しい水しぶきを表現できる)
6.夕焼けの撮り方
f8~11
ISO 100~200 (三脚を使う場合)
ISO 400~800 (手持ちの場合)
ホワイトバランスを調整する
7.打ち上げ花火の撮り方
三脚、レリーズ
マニュアルフォーカス
バルブモード
f8~22
ISO 100
8.夜景の撮り方
三脚を使う場合
マニュアルモード
f8
ISO 100~200
SS 1~30秒
手持ちの場合
AV(絞り優先モード)
f 開放
ISO 400~6400
SS 1/15より速く
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