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『タッカーとデイル』を観れば、なんか元気になるよ。

いったん考察とかシリアスさとかすべて捨てて映画を見たくなる時がある。

そんなときに最適な映画が『タッカーとデイル』。もはや深い感想などないのでnoteで書き残す必要もないが、記録しておこうと思う。

『時計仕掛けのオレンジ』の記事を書いた後に本記事を書こうとしているのだが、全然何も浮かばない。そのくらい軽く見れる。振り幅がデカすぎた。

見やすい、分かりやすい、最高

まず話が分かりやすくていい。最高。結局こういう映画もたまには見たくなる。

タッカーとデイルの2人組と大学生グループがキャンプ場で鉢合わせ。大学生グループの女の子1人がおぼれかけているところをデイルが助けたら、誘拐犯だと思われて勝手に大学生グループに目の敵にされる。タッカーとデイルは何もしていないのに、ことごとく大学生グループのメンバーが死んでいき、どんどん敵視されていくコメディ。

思わず「そうはならんやろ」と言ってしまいそうになるシーンが沢山あるが、それがいい。

見た人なら納得してもらえると信じているが、裁断機に青年が飛び込んでいくところとかまさにそう。飛び込みのスタントが綺麗すぎて一回巻き戻した。

タッカーとデイルの関係性、デイルの成長

タッカーとデイルの関係性がめちゃくちゃ良い。対等の中に上下関係があるが、優劣ではない。

デイルは対女性関係や見た目など、とにかく自分に自信がないのだが、タッカーは終始デイルを勇気づけたり、お前はここがダメだと指摘しまくる。

そんな厳しい部分もあるのに、100人見たら100人がこの2人を"親友"と表現すると思う。なんだか不思議だがほっこりする。

タッカーのおかげもあって、デイルは明らかに人として成長する。女の子のために身を張るし、終盤は完全にヒーローだった。

ただのツッコミどころだらけのコメディでなく、この一貫したデイルの成長があるからこそ、高いレビューが維持されているのであろう。


まぁ、「なんかなんもうまくいかねーなぁ…」というタイミングがあったら是非見てみるのがいいと思う。元気になるから。

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