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NY在住9年目 何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ 平野さきです。

今日は”ココロノマルシェ”に寄せられた、ゆんちょさんの質問に
お答えします。

⇩こちらが質問です

相談内容は、感情と思考のケンカについてです。

現在彼氏がいるのですが、「どっちかに決めてくれないと困る」という苦情を何度もいただいています…。

例えば、彼氏と会った日の別れ際に、『明日の朝は早いから早く帰らなければならない』という思考と、『でも帰りたくない、もう少し一緒にいたい』という感情の間でケンカが起こり、結果 彼氏には「帰りたいけど帰りたくない」と伝えるしかなく(笑)、どっちにしたいの??と言われていつも困らせています。

結局、思考が感情に勝てる訳もなく、なんだかんだ言いながらズルズルと一緒にいて、帰るのが遅くなり翌日寝不足で身体がしんどい、ということを繰り返してしまっています。

恋愛以外でも、ダイエット、罪悪感などで同じことをよくやってます(食べない方がいいけど食べたいなど)。
キッパリと決めたいのに、決めることができません。でもなぁ、でもなぁ、とループしてます( ; ; )

自分は今どうしたいか?と自身に聞いたら「まだ帰りたくない」と返ってくるのですが、それを叶えてあげてしまうと自分が翌日後悔することになります。

自分を大切にするとはどういうことだ?本心に従っても、結果的に自分のことを大切に扱っていないような気がしてくる….と、分からなくなってしまいました。

自己肯定感の低さがやはり原因なのかなと薄々思っているのですが…。
自己肯定感を高めることができれば、自分の感情に寄り添いながら、「帰りたくはないけど、明日の自分の体調の方が大切だよね〜、よし!帰るか〜!」と、思考とケンカすることなく 感情をなだめて、「決める」ことができるのでしょうか?

ご回答いただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

ゆんちょさん

(ここからが回答です。)

ゆんちょさん、ご相談ありがとうございます。
ゆんちょさんはきっと、男性が守ってあげたくなるような、かわいらしい女性なんだろうなぁ、とご相談を読みながらひしひしと感じました。

人生って、全てに白黒はっきりつけることって、なかなか難しいですよね。グレーな部分といかに上手く付き合っていくか、がコツなのかな、と思う今日この頃です(笑)。

さて、ご相談分を拝見して、ゆんちょさんは

1、自分が本当はどうしたいのかわからない
2、自分がどうしたいかはわかるけれど、それを彼に上手く伝えられない

のどちらなのかなぁ、と思いました。

本当の自分の気持ち

>結局、思考が感情に勝てる訳もなく、なんだかんだ言いながらズルズルと一緒にいて、帰るのが遅くなり翌日寝不足で身体がしんどい、ということを繰り返してしまっています。

>自分は今どうしたいか?と自身に聞いたら「まだ帰りたくない」と返ってくるのですが、それを叶えてあげてしまうと自分が翌日後悔することになります。

彼と一緒にいたい自分、明日後悔したくない自分、その両方とも、
ゆんちょさんの本当のお気持ちだと思います。

まずは、対立する2つの気持ちが自分の中にあることを、認めることから始めてみませんか。白黒つかなくても良いのです。もう帰る、まだ帰らない、のどちらか一方に決めなくても。

自分の気持ちをまずは自分が認めてあげなければ、それを相手に伝えることも難しいですよね。

その上で、例えば、「本当はもっともっと一緒にいたいんだけど、帰りが遅くなると、明日身体がしんどくて、仕事にひびくから、そろそろ帰らなきゃいけないの。。。。。でもあと30分だけ一緒にいたいな!」と彼に言ってみたら、どうでしょう?

「じゃぁ、もう一杯だけサクっと」と言ってどこかお店に入ったり、気候が良ければ、2人でゆっくりちょっと夜道をお散歩したり、など、きっと彼なりに提案して、リードしてくれるでしょう!

そんな彼に、ますます惹かれてしまいますよね。

決断できない理由

ちなみに、ゆんちょさんは、なぜ決断できないと思いますか?

  • 失敗したくない、失敗したら責任を取る自信がない

  • 間違った決断をして失うものが怖い

  • 相手がどう思うかが気になる

そのほかにも、何かピンとくるものはありますか?

例えば、ご相談いただいた例の場合ですと;

  • 彼と一緒にいたいから、お別れしたら純粋に寂しく感じることへの恐れ

  • 彼はこの後何か素敵なプランを考えてくれていたかもしれないのに、もう帰ると言ったら、それを逃してしまうことへの恐れ

  • もう帰らなきゃと言ったら、彼に嫌われてしまうかもしれないという恐れ

思い当たることはありますか?
もしかしたら、ゆんちょさんは、やや「彼軸」になっているところがありますか?彼が気に入ってくれる答えを探しているので、自分の気持ちがはっきり見えてこない、ということはありませんか?

一方で、自分で決断して進めていく、というのは、そのようなリスクを負って進んでいくことであり、覚悟が必要なのです。
それがまさに、「コミットメント」。
何かを失うかもしれないけれど、決めたら信じて進んでいくこと。
これは「自分軸」とも言えます。

>恋愛以外でも、ダイエット、罪悪感などで同じことをよくやってます(食べない方がいいけど食べたいなど)。
キッパリと決めたいのに、決めることができません。でもなぁ、でもなぁ、とループしてます( ; ; )

ダイエット、、、耳が痛いです(笑)。
ゆんちょさんのこれまでの人生で、さまざまな決断をされてきたと思います。進学、就職、も含めて。そのときはどのように決断されましたか?決断するのは簡単でしたか?難しかったですか?

セッションでは、ゆんちょさんとご家族、特にご両親との関係や幼少期についてもお伺いしたいと思いました。なぜなら、ご自身でもお気づきのように、自己肯定感も影響すると考えられます。自分に自信があれば、恐れずに決めて進んでいくことが出来やすいからです。一方で、自分に自信がないと、相手の反応が気になり、他人軸になりやすいからです。

さらに、「完璧主義」も、決断を拒む原因のひとつです。
ゆんちょさんは、心当たりはありますか?
完璧主義の人は、石橋を叩いて渡ります。
ミスをしないように、確認しながらゆっくりと進みます。
安全な一方で、決断するには時間がかかります。
失敗を恐れるあまり、なかなか決断できないからです。

決断できるようになるために

決断できるようになりたい、というのがゆんちょさんのご相談の目的だと
理解しています。

よって、決断できるようになるために、ひとつ提案があります。

それはまず、日常生活で、自分はどうしたいのか、を常に意識してみましょう、ということです。
例えば、外食でメニューを選ぶとき、自分は何が食べたいのか。
コンビニに行くとき、自分は何が欲しいのか、を考える。
そんなことから始めてみてください。
自分の軸を意識すること、まずはそこが出発点です。

その上で、さらに深く取り組んでいきたい場合には、カウンセリングでさらにお話を伺い、一緒に取り組んでいきたいと思います。
カウンセリングはこちら


ご相談ありがとうございました。

ご感想などは、下記のコメント欄、またはこちらより頂けると嬉しいです。

また「私の場合はどうなのかな?」「私も相談したい!」という方は、
こちらよりお問い合わせください。

心理カウンセラー・コーチ
平野さき



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